社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2022年06月06日

適性

人って生まれながれにして、どんな人間かという要素がある程度決まっている。

 
プロ野球やプロサッカー選手になる人は、努力も必要だが、それ以上にセンスがものをいう。センスがなければメジャーなスポーツではプロにはなれるものではない。

 
遺伝子の配列には、どんな性分という暗号みたいなものがある。みんな違う。それは親から子へ。またその子へ。精子と卵子が結合して変化しながら続いていく。

 
性格は先天的なものと後天的なものがある。後者もだいたいは学生時代に決まると私は思っている。

 
そんなこんなで、10代のうちに誰しも適性というものがあらかた決まってくると思う。

 
以前は私は「1つの仕事が出来る人はだいたいどんな事でも出来る」と考えていた。

 
しかし現在は少し変わった。

 
 
今は「適性ってあるよな」と考えている。

 
オールマイティに活躍できる人っている。これは適性の範囲が広いのである。

 
 
10代のうちにいろんな事をやってみて、自分の適性を自分自身で理解するべきだ。

 
偉そうに言っているが、残念ながら私はそれが全くわからなかった。

自分には何がむいているのかとよく悩んだものである。

 
たまたま雇ってもらった会社でバシッと、生まれて初めて自分に合っているモノ「営業という仕事」を見つけたが、これは神様の思し召しだった。運が良かった。

 
だからずっとハマってやっている。

 
10代でどういうふうに適性を探すかというと、いろんなことを与えてもらうのが近道だと思う。

 
子供で自分から掴みに行くのは一部の天才にしかできない。普通の子は口を開けて待つヒナ鳥だ。

 
 
子供はすんごく頑張らないでも伸びるジャンルを選ぶのがいい。

 
何より楽しいと感じるものがいい。

 
大人の世界では、楽しんでやっているものに、努力だけで立ち向かっても絶対に勝てないものである。それが答えだ。

 
すんごく頑張らないでも伸び、楽しいと感じるもの。それが自分の適性だと思ったら良いのではないか。

 
ここですんごくとは書いたが、すごくの上がすんごくで、まずすごく頑張ってみることも必要なことは付け加える。

 
 
社会に出たのが22歳、そして今44歳まで、自分も含めて多くの人を見てきたが、適性がないジャンルで一所懸命頑張ってもなかなか成功するものではない。

 
すごく広いストライクを持った人もいるし、めちゃくちゃ狭い人もいる。

 
でも、誰にも必ずホームランを打てる場所がある。

 
 
大人は今与えらている場所で、これからも頑張る必要があるのかもしれないが、子供はストライクゾーンを、そしてホームランを打てる場所を探すことにも力を注いだ方がいい。

 
 
それは大人になってから、大きな大きなアドバンテージになるから。

 
 
楽しんでいるやつが一番ホームランを打てるから、まずは楽しいところを探すのだ。

 
 
 
適性、大人になってからはなかなか難しい。でも、全員にホームランを打てる場所があるし、打つ方法もあるんだよなぁともあれこれ考える。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 14:26
ページトップ