うちの会社だけでなく、建築をしている会社にはどこにも協力会社さんというのがあり、それらが設備工事や左官工事、電気工事を分担して施工し、ひとつの工事を形成します。
そして、オレンジナイトが完工してからお客様に代金を請求するように、協力会社さんも自分たちが受け持つ工事が終わってからうちの会社に請求を起こします。
うちの会社は月末締めで、例えば29日に完工したら協力会社さんは月末付けで請求書を書き、オレンジナイトは翌月末にその請求書通りにお支払いをします。
一応のながれを書きましたが、これはどこにでもある光景で、わかりやすくするためにの説明です。
打合せを繰り返しながら進行している現場があり、工期が延びている現場があります。
工事の内容上それは止むを得なく、そうしないとお客様に120点をもらえないと判断している現場なのでそれ自体に問題はない。
そんな現場もあります。現場もいろいろです。
そして、その現場、おそらくこのペースでいけば今月完工しないと予想されてきました。
まとまった金額の現場で、完工しなければうちもお客様に月末にお金はもらえないんですが、協力業者さんもうちに請求はできない。
お金のながれにはまだ先があり、協力業者さんも自分のところの職人さんに給料も払いますし、材料も全部お金がかかっていますから、当然あらゆるところから請求がきているわけで、月末にはみんな規模に応じた額の支払いは発生しています。
今日、こんなことがありました。
ある職人さんがその現場で私に言ってきました。
「この現場、やっぱり月をまたぐなあって親方が言っていました。」
この職人さんはその親方のもとで働く人で、親方はもちろんですがこの職人さんも長い付き合いですが、気持ちのある、そして人として魅力のある職人さんなんです。
私は「この現場は(請求を)出してもらって良いですよって親方に連絡しますね」と応えました。
その職人さんはとくに何も言わず、ニコニコしていましたが、私はとても親方と職人さんどちらもに感心しました。
親方は親方で私には資金繰りの話なんか一度もしてきません。
でも、商売をしている人、したことのある人なら誰もが理解されているように資金繰りは楽ではありません。
長い付き合いなのに、そんなことをただの一回も私に言ってこない親方の気合いと、一瞬親方が発したその言葉を敏感に感じることができる職人さん、そしてそれを自分の判断で私にサラッと言ってきてくれるセンスと親方想いな気持ちが私には心に響きました。
オレンジナイトにも潤沢なキャッシュがあるわけでもないのですごくわかるんです。
月末の支払いに冷や汗したことも正直言ってあります。何度もあります。
お2人や、その協力業者さんの中の人間関係を垣間見て、良い人間関係だなぁ、純粋にキレイな生き方の人たちだなあと思った今日の現場での出来事でした。