75歳のお客様がおられたとしましょう。
このご本人という立場では「お金があれば」原則ほとんどの方がリフォームをしたいと思っています。
古くなったタイルのお風呂を温かいシステムバスにしたい。
30年使ったキッチンを新しくしたい。
床が少しブカブカするのが気になるなぁ。
この結論は、私が18年間 住宅のリフォームという仕事に携わり得た感覚です。現場で見たり聞いたり、そして感じたものでありますので、絶対ではないですが、大勢はこういうお考えです。
そして、同時にこの年齢になれば「あと何年生きるかな」と考えられています。
「今が75歳か、元気で生きているのはあと10年くらいかな」と。
あと何年生きるか、には「元気で生きている」という条件がついて、言葉に皆様されます。
多分私もその年齢になったら同じことを言うんだろうなぁと思います。
そしてこのセリフも共通して仰います。「リフォームをしてもこの家に誰も帰ってこない」「息子は別に家を建てているし」と。
75歳のお客様はリフォームをしたいとお考えです。
しかし、前述の2つのことが頭の中に常に引っかかっておられます。
息子として、また娘として、あなたは自分の親に「あと何年生きるかわからないのに!」「この家には帰ってこないよ」と言うタイプですか言わないタイプですか。
もちろん状況として、お金はお父様やお母様が全額負担する場合においてです。
私はあと元気に何年生きようと、家を継ぐ者がいようがいまいが「一度の人生」をご本人が可能な状態であるならば快適に過ごせればいいのにといつも思っています。
人の人生は減価償却ではないと思っています。