車で走っていたらまたレンタルビデオ屋さんがつぶれていた。最近廃業が非常に多い業界なのでここもかと。
確かに今やネットでビデオはいくらでも観ることができますし、すぐに家にも届けられます。
自分自身に置き換えても、もうかれこれ10年以上はビデオを借りてもいないなぁと思うのです。
ビジネスモデルはどんどん変化します。
リフォームもそうだなぁと考えながら帰ってきたんですが、私がこの業界に入った18年前は日本中で訪問販売が当たり前でありました。
ピークからはやや下落傾向にあったのかもわかりませんが、当時のリフォーム業界の最大手からズラーッと上位は全て訪問販売でありました。当時のリフォーム産業新聞が懐かしい。
そこに新築そっくりさんという光り輝いたネーミングをまとった住友不動産が現れ、形勢が逆転しだしたと記憶しています。15年くらい前でしょうね。とにかく名前が眩しかったなぁ。
飛び込み営業、テレアポというのはリフォーム、戸建て新築、賃貸アパート全て関係なく、建築業界のセオリーでした。
それがビジネスモデルだった。
しかし、今はそうではありません。
悪質リフォーム騒動があった私が27歳くらいの時から、そのモデルは急速に瓦解したと言えるでしょう。
実際私はその頃飛び込み、テレアポをしていましたから、お客様の反応が激変したのを感じました。
わかりやすく言うと「汚いものを見るような」目で見られた。すごくたくさんその目で見られた。何も悪いことはしていないのにいわゆる「いっしょくた」にされるんです。
飛び込みをしていて、門の外から庭にいた50歳くらいの女性にチラシを見せて名乗っただけで、水撒き中だったのか、間髪を容れずにホースで水をかけられたのもその時です。
さすがに「僕が何かしましたか」と怒りましたが、家の中にさっと入ってしまったあの女性の姿を見て、また、顔から水をかけられ、大切な広告もびしょ濡れになった自分自身に悲しくなったものです。
しかし、それがそのビジネスモデルを早く変化させなさいというお知らせだったと思えばありがたいことですし、今でもその光景とその瞬間とそして家まで覚えているのですから、心に刻まれた警告だったのでしょう。
今は信用とか、安心とかが最優先に求められる時代。現在のビジネスモデルは「会社や店に電話をいただく」ということです。
これができない会社はリフォーム業界で淘汰されている。3年後はもうないでしょう。
これからはどうなるのかとずっと考えています。
チラシを新聞に入れて反響を待つ。
ホームページを作り問合せを待つ。
店を構えてシステムキッチンやシステムバス、トイレなどを展示して来店を待つ。
今はこれでやっていけていますが、やがてこれらも廃れるでしょう。
現代はすぐに簡単に情報が入手できる時代。今のお客様はそのたくさんの情報で知識武装しながら、売り手に勧誘されるのではなく、自分で判断して行動したい。
だから訪問よりも待つスタイルに変化したんです。消費者の行動が変化したから。
しかし、もうこのビジネスモデルに変化して進化は繰り返してはいますが何年にもなります。
5年後、10年後生き残り、成長していくためには、更に殻を破ることに全力を注いでいかないといけないと思います。
ブレイクするビジネスモデルを創る楽しみ、探す面白さ、そして見つけて成功した時の喜びをを味わいながら。
まだ40歳なので、私の殻も薄くて柔らかいので脱皮しやすいのが幸いだなぁとも思っています。