20代の頃は「人は変化することは容易にできる」と考えていました。
30代も半ばになり「なかなか変化しきるのは難しいものなのかな」と思うようになってくるようになりました。
40歳の今「人は大きく変化することは難しいかもしれないが、その努力を持続させることが大切である」と考えています。
思えば20代や30代前半の頃は、勤めていた会社でも、そして今の会社でも「もっと変わらねば」と連呼していたし、すぐに変われない人に対して厳しかった自分がいました。今以上に。
根底に「変化することは容易である」と考えていたものですから、それをしない人に対して、やる気がないと思ってしまっていたのです。
今となっては彼らは変化しようとしていたのでしょうが、なかなか想いと行動が合致せず、もがいていたのかもしれないですし、40歳になった今、その時の40代や50代の人の気持ちが少しですが理解できるような気もします。
変わろうと、し続けることこそ最も大切であり、それがなくなれば人は「終わる」。
甲殻類は何度も脱皮を繰り返し成長します。
昔カニやザリガニをたくさん飼っていました。家からすぐに海があり、裏山には池があったんです。
カニやザリガニの子供は柔らかいんですよね。
また、脱皮したばかりの体を掴むとあの殻の硬さはなく、フニャッとしているんです。色も少し透明なんですよね。
しかし、フニャッとしているのもつかの間、すぐにあの硬さに新しい殻もなっていったと記憶しています。
カニはザリガニには変化しませんし、その逆もありません。
カニはカニとして成長します。でも、勝手には成長せず、必ず脱皮を伴います。
その脱皮をするとき、どれだけもがき苦しむか、それは当事者にしかわからないものがあるでしょう。
成長しきって大きくなったザリガニ、ハサミがすごく大きくなった完成した形のあの濃い赤色をしたザリガニ。そんな殻はすごく硬いですよね。コンコンっていうんですよ。
ああなったらもう脱皮しません。殻が分厚く硬すぎて破れないんでしょう。また、自分自身の大きな体と立派なハサミに満足もしているかもしれません。
カニがザリガニに、ザリガニがカニにならないように、大きく変化できないかもしれませんが、現状に満足せず、変化しようとし続けることが大切ですよね。
また、こういう風にも思うのです。なかなか変われないなぁと、そういうことで日々悩んでいる人がいるとしたら、それは素晴らしいことではありませんか。
だって現状に満足したらザリガニは死ぬんです。
変化しないで現状に甘んじたり、諦めたり、目を背けたりしているのではなく、真正面から取り組んでいるから考えることもいっぱいあるんです。今、うまくいっていなくても満足したザリガニみたいに滅びることはない。
もっともっとと思っているから考えますし、悩みもします。変化しようとしている証拠です。そういうことで、もがいていることこそが先の成長に絶対につながると私は信じています。
現在は、人が変化することに対してそんな風に考えています。