以前に会社の車の洗車について書かせていただいたことがあります。
洗車するときのシャンプーに関してですが、バケツに水をなみなみと入れ、そこにカーシャンプーをドバドバ入れる者は先をみる力が欠如している。また、何も考えていない、などというような内容だったと思います。
まず、カーシャンプーを少量バケツに入れ、そこに泡立つように水を使う分だけ入れるのが正しく、一台の車を洗うのにバケツ一杯分もいらない。
最後にバケツの洗剤を捨てるのはお金を捨てているようなものであり、必要以上の洗剤を入れ泡立てたものを洗い流すには大量の水が要り、そこの水道代と地面の泡を流す人件費の事を考えたら自ずとバケツの洗剤と水の量はわかるはずだというようなことで、細かいですし、ケチみたいなことですが必要のないことにお金を投入しない習慣は日頃から身につけなければいけませんし、先を読む力があればもっとお客様の気持ちが理解できるようになるといつも思っています。
僕らお客様を相手にする仕事は敏感といいますか、繊細な神経を持っていたほうが良いと僕は思っています。
何かをするとその先には何が起こるかを予想できないといけませんし、そこを考えて行動することがその先の顧客満足に繋がります。
洗車もそうですが、オレンジナイトでは毎朝全員で掃除をしています。
店の前の掃き掃除から草ひき、ガラス磨きに掃除機、床磨きやトイレ掃除や各部屋の掃除などみんなで分担しています。
これは創業時からやっていることで、当初は朝に掃除をすると気持ちが良いなということで始めたんですが、みんなでするその掃除というものがとても深いものだと年中毎日やっていて気付きました。
まず心が洗われます。
今みたいな季節では、寒いなか床を磨いたり車を洗うんです。
車など洗った瞬間から凍っていきますし、草むしりをする手も切れそうになります。
でもひざをついて無言で真剣に床を磨いていると気持ちが素直になると思いますし、感謝や優しい心が身に付くと思うんです。立っていると見えない景色が便器を磨いていると見えてきます。
掃除はいろんなものを与えてくれます。僕は一心不乱にする掃除のおかげで地に足がついたと思います。それは多分丁稚の心がついたから、基本なことだからだと思っています。
そして、やっぱりコツコツすることが一番大切であり、ウサギとカメではカメのほうでよいので、一歩一歩着実に歩んだものが勝つようになっているということを本当の意味で知りました。
なので、僕もそうなりたいし、みんなにもそうなってほしいので毎日やっていきます。
掃除の姿勢をみたらその人の仕事が分かりますよね。
毎日同じところばかり掃除する人もいたらテーマをもって、今日はここと考えてしている人もいる。
まわりをよく観ているなということも掃除でわかりますし、とにかくそれに挑む姿勢は、誰も見ていない時のその人の仕事への取り組みを如実に表すものだと思います。
よく我々サラリーマンの世界では率先垂範という言葉が使われますが、一概に売上に対して使われがちですが、掃除なども率先垂範の最たる対象であり、上司がきちんとする会社や店はうまくいくと僕は思っています。
お金の面で考えると、掃除の業者さんを頼んだほうがずっと安いと思いますが、この習慣はこれからも存続させていただける限り続けていきたいなと思っています。
掃除で僕は成長できました。昔は便器を手で拭くことに抵抗がありましたが今では何のためらいもありません。すごい教育だと思いますし、もっと学校でしていかないといけないと思いますし、家でもさせないといけないなと思います。
これからも毎日していけば、もっと新たなものがみえてくるんでしょうね。