マナーと礼儀とは何なのか。
私はつまるところ相手への気遣いであると思っています。
もっとも、基本となる挨拶の仕方であったり、靴の脱ぎ方から座る位置など知らなかったらそれだけで人としての品格を落としてしまうような事は学んでおかなければなりませんが、ルールではないと言えるでしょう。
いや、規則では絶対にありませんし、それさえしておけばオッケーと考えるのは間違いであると思います。
私はお客様の所に伺ったときやそれが当然と思われるときの挨拶は必ず立ち止まり、両足を揃えて例えば「おはようございます!」と顔だけペコリでなく、きちんとおじぎをしています。
日本人ですし、それが相手への敬意ですし、それが美しい所作だと思っているからです。
そして、そうすることで自分の相手への気持ちを伝え、相手に気持ちよくなってほしいという想いがあるからです。
学校でこういう挨拶をきちんと教えればと思うのですが、うちに入社してくる者でも、最初は頭も下げない、目も合わせない、立ち止まって挨拶をすることすら考えたこちもない(笑)という状態がちらほらいるのです。
オレンジナイトではそういうところは厳しく言いますからみんなきちんとできるようになります。
意味を教えれば普通は誰もができるのです。
きちんと挨拶することが格好悪いと思う感覚こそが一流になれない感覚であり、まともな大人を目指したければ私もそうでありますが、きちんとしたマナーや礼儀を実践することが大切であると思います。
しかし、今日言いたいのはそれはルールではないということです。
きちんとした形の挨拶さえしておけば良いというものではないということです。
一番大切なのは気持ちであり、相手への気遣いです。
朝、おはようございますとお客様に挨拶するとき私は今日はよろしくお願い致しますと想って言っています。その上できちんと形をつくります。
内面の気持ちが最も大切であり、それを伝える手段がマナーや礼儀。
なので、仮にうちの従業員が私にきちんとした形の挨拶をしてくれても私が気持ちよくならなかったらそれはイマイチなのです。
うちの従業員が仮に遠くで私の姿をみて「おはようございます!」と笑顔で手を振ったとします。
形式上おかしいかもわかりませんが、私はそれを見て嬉しく思う。かわいく感じる。笑顔になる。それが最も大切ではないでしょうか。
マナーや礼儀は気遣い、そして相手への気持ちです。
ルールではなく、人と人とのコミュニケーションの一手段であり、美しい所作。
マナーや礼儀を考えるとき、それは全てにおいてあてはまるのではないでしょうか。