おそらく部下を持つ誰もが、こんな部下が欲しいと思っているんです。
どの社長も、部長も、課長も。そしてどの監督も、親方も、店長もみんな。
それは「優秀な部下が欲しいのではなく、自分の分身が欲しい」と。
そうではありませんか。あなたに部下がいるとします。どんな人がいてくれたらいいでしょうか。
いくら優秀でも考え方が合わないと、あなたは使えないと考えますよね。
考え方をよく理解してくれていても能力が低いと、あなたは困りますよね。
じゃ、どんな部下がいてほしいと質問すると、ベストは自分の分身となるのではないかと思うのです。
では、それを逆手に考えてみてください。
あなたに上司がいたとします。あなたはあなたの部下に対して「分身が欲しい」と望むのに、あなたの動きはどうでしょう。あなたの考え方はどうでしょうか。
欲しいと思われる部下になっていますか。
私は若かりし頃、以前に勤めていた会社で上司に「なぜ、僕の方が優秀なのに本社勤務に彼がなるのか理解できません」と言ったことがあります。
今でもあの時のエレベーターの前での光景は忘れていません。
若気の至りとはいえ、大変失礼致しましたと心底思っています。
私はその時、どんな部下を上司は欲しいのか、という事を考えていなかったと思います。
分身が欲しいと考えるのに分身になっていない多くの人々。
分身になりきる器と分身になってやろうと思わせる上司の器。
様々なものが交錯するのでありますが、どんな部下が欲しいと聞かれればみんな自分の分身と答えるのです。