現在、新しい「内規」を作っています。
社名変更を近くに控え、これを機に社内規定、給与規定、役職昇降格及び懲戒規定を見直しています。
なかった決まり事も今回新たに盛り込んだり、とにかく会社が円滑に運営され、決定に対し会社のみんなが出来る限り納得できるよう規則を明文化しています。
現在ある内規も「こまかく決められているんですね」と新人を採用した際にはけっこう驚かれます。
たしかに細かく記載していますし、今回尚一層細かくなってきていますが、いつも言いますが高みを目指していますので、それなりの事をしていかないと結果はでませんし、規則がないと必ずダラダラと人間楽な方に流れますし、自分勝手な解釈をするものです。そして、何よりあらゆるものを守らなければなりません。
とはいっても、この第一章社内規定にはじまる内規は創業時ありませんでした。
2年目にとても簡単なものが誕生し、それから徐々に改訂され分厚くなってきました。
はっきり言いまして、うちの内規は全て失敗から生まれています。
創業時はゼロからのスタートで試行錯誤でした。
ゼロなので失敗もありません、もちろん「この場合はどうしましょう?」という事が起こってきますが、全てその瞬間に僕が「そういう場合はこうしましょう」と判断していました。
基本的に迷いませんので、全て即決していますが、そこには紛れもなく「機嫌の良し悪し」が加味されます。
また、相手の尋ね方によっても変わります。人間ですから当たり前ですよね。
これでは大きな考え方はぶれませんが、細かい判断が徹底されません。
社員は迷います。今もあるでしょうが、「前はこうだったのに、今回は全然違うなぁ」ということが頻発しては組織は成り立ちません。
工事代金の回収もそうです。自分が一営業マンだったころから、ただの一度も工事代金の回収ができなかったことはありませんでした。集金時に値切られることさえもありませんでした。
僕の常識は、お客様は工事が終わったら「必ず」お金をお支払いくださる、というものでした。
なので、集金の規定も当初定めていませんでしたし、代金は極端な話「工事が終わってからいただく」というくらいの認識でした。
その自分の一営業マンの常識で会社を経営しだしたものですから、僕が悪い以外、誰が悪いとかは今は全くないですが数百万の不払いをくらいました。
愕然としましたし、こんなことあるのか!とショックを受けましたが、元をただせばある一定の金額を越える受注に対しては契約金や着工金をいただくという規則を作っていない自分が悪いですし、細かな規定がないので社員も迷うのは当たり前です。
高い授業料でしたが、神様の僕や会社への戒めだったと受け止めています。
そこから更に集金規定ができました。
社用車の規定は「事故」から生まれてきましたし、とにかく失敗と体験談から内規は生まれてきています。
僕の考えですが、人はどんどん改良され上級グレードにはなりません。
機械ではありませんので、成長という過程はありますし、学びはしますがいつになっても完全体にはなりません。
だから人類の歴史をみても戦争がくりかえされますし、同じ過ちをおかすと思うんです。
それがゆえに、そのやってしまうであろう失敗を抑止したり、最小限に抑える努力と仕組みが大切なのではと思います。
規則は縛るためのものではなく、守るためのもの、自由だけでは会社も社員も守れません。もちろんお客様にもご迷惑をおかけします。
なので新しい内規を作成中です。「規則を守るように」という人は「規則を守らない」また「軽視している」人を真の意味で守ってくれている人だとも考えます。
うちの会社にもそういう者は生まれてきましたが、感謝していますし、守ってもらっていると感謝すべき存在なんですよね。
とにかく規則というものは非常に大切な存在だと理解しています。