「値引き」って難しいものです。
たくさん引けばいいというものでもありません。
20年くらい前に流行った「宣伝用の工事ということで半額!、400万円のところ200万円!」
僕がこの業界に入った10年ちょっと前でも聞いたことのあるフレーズですが、ここまで値引かれたら逆に不信感がでますよね。
僕なら「200万円も引けるんなら原価なんぼなん?」と考えますし、値引かずに契約していたらとんでもないぼったくりにあいよった、と感じます。
かといってお客様から値引きを求められ、「全く無理、ビタ一文無理っ」とやってしまっては関係がギクシャクします。
難しいところで、1002500円の2500円を引いても値引きとはいいませんし、喜んでもいただけません。
むしろ恩着せがましく「2500円引かせていただきます」と言うんなら値引かず1002500円いただいたほうがスマートでもあります。
たまに家電量販店で、「よそはこの25万のテレビが16万になった、できるんやったら考えたるわ」とエラそうに店員さんに言っている人がいますが、端で聞いていて大変だなぁと思います。
僕が思うに、売り手が苦笑いをしている程度で「ありがとう」と気持ちよく買うのがきれい。
どうせその場限りと、売り手をコテンパンに叩きのめして買い手だけがニコニコ、さも勝ったかのように買っていくのはいかがなものかと思いますし、売り手にもあなたがそこまで不機嫌になったり、どうせ店員どおしで愚痴を言うなら売らずに断りなさいと思います。
「値引き」というのは商品を買ったり、うちなら工事の請負契約を結ぶときのコミュニケーションではないかと思います。
うちの営業には、企業努力をしたうえで適正な価格を提示させていただいているんなら、それに誇りをもてと言っています。
そして、値引きを楽しまれているお客様には、その満足感もそこなわないような適度な値引き、またさわやかなあしらいを身につけてほしいと思います。
値引けないといういう時がございます。昨今キツキツが増えています。
そんなときにお客様満足度を下げてしまわない交渉術、備えたいものですね。