健康と同じで、仕事があるときにこそ、ありがたいなぁと感じ続けることって大切だと思っている。
仕事がなくなって、しばらくして仕事をいただいたときは誰しもありがとうと言うし、思う。
でも、私も含め、人はいつも仕事があるとそれを当然のように思い、その仕事に接する。
その状態で接しているって、非常に危険だよねといつも思っている。自戒も込めて。
その状態で接していると感謝が薄れ、自分本位になる。
アーティストならいいかもしれないが、我々人に何かを買ってもらう商売に就いているものは、買う人のニーズっていうものが最重要である。
「俺がつくるものを買え」では通用しない。
売り手と買い手のせめぎ合いみたいなものが市場だし、価格である。
私はこの世の中で、仕事をとってくるというのが最も難しい仕事ではないかと哲学している。
正しいかどうかは人それぞれであるが、そこが卵ではないかと今現在は考えている。
仕事をとるために、朝から晩まで来る日も来る日も1軒1軒ピンポンを押して「結構です」と言われた。
そこから「そうですよね〜」と食い下がっていく。
それでもとれない。
でも、そんななか「大変やねぇ、ところで建具の調整みたいなものもしているの?」と声をかけていただくと、涙が溢れそうになる。こんなことは数えきれない。
欲しているから、たったそれだけのことかもしれないが胸が熱くなり、涙が込み上げる。
リフォームの会社をしたからって仕事があるなんて限らない。
仮にあったとしても次があって、また次があるなんてかぎらない。
今、仕事があるからこそ、ありがとうともっと思わないといけないし、心を込めて口に出してありがとうと言わないといけないと私は思っている。
感謝の気持ち。普通の人はガツーンと頭を打ってそれに気づく。感謝、ありがたいなぁ。
でも、出来ることならそうならないで、今を継続したい。
そのためには、仕事があることをあたりまえと思わないことだ。そこにあたりまえはない。
私も同じ。安泰なんてこの世にはない。
一寸先は闇。
禍福はあざなえる縄の如し。
人間万事塞翁が馬。
驕れる平家は久しからずや。
今、仕事があり、ありがとうございますといつも思っていますし、これからもそこは変わらず、そうでないといけないと心から思う。