売上目標達成と損益分岐点クリアは天国と地上である。
全然違う。
お店とかやっている人に多いが、商売人で「損益分岐点をクリアした」と喜んでいる人は必ずポシャる。
なんとか苦しい月にそこに到達させ、やりきったぁと言うそれとはまた異なる。
そうではなく、毎月そこを意識して商売している人。
これは私の経験であるが、そんな人をいっぱいみてきた。
成功した人を見たことがない。
損益分岐点というと、一見利益が出たように感じるが、正確には、赤字ではない状態であり、儲けは出ていない。
支払うべきものを支払った後、手元に何にも残らない状態である。
基本、損益分岐点は固定費から算出するので、変動費が大きくなれば即赤字へ転落となる。
機械が壊れたら赤字、車の修理で赤字、リフォーム屋ならクレーム工事で大赤字という感じだ。
経営には「まさか」がある。コロナが来たら大赤字、大地震があればどうか。
また、仕事中に縁起でもないが事故が発生するかもしれないし、もしかしたら人が死ぬことも想定される。
そんな大事だけではなく、金利が上がれば赤字になるし、消耗品を交換すると即赤字である。消耗品なんかめちゃくちゃあるんだから。
反対に、ひょんなことから黒字になることない。
急に10万円を手に持ったお客さんがやってきて「これとっといて!」と言われたことはない。
20万円で仕入れるつもりの商品を、卸が「いつもお世話になっているから15万円にしときます」なんて言うはずがない。
そう、赤字にはすぐになるのに、黒字にはコツコツコツと積み重ねるしか道はないのが商売である。
売上目標を達成するから何かあったときに備えられる。
損益分岐点から売上目標までの道のり=そのお金こそが、日頃のゆとりを生むし、働きやすさ、従業員の満足、何よりお客様に良いサービスを提供できる源泉となる。
どんな商売でも同じで、儲けさせてくださったお客様こそサービスにご満足されている。これは皆さん仰るし、うちの商売でも100%当てはまっている。
と言うことは、ある程度の利益があることこそが正しい姿であるのだろうし、言ったら、カツカツの利益のお客様からは満足を得られない。
その満足度こそが、店や会社の状態である。
カツカツの店は満足していないから続かない。
なので、目標は達成することこそが存続するための条件であり、損益分岐点クリアなど何の意味もないことなのだ。
そうなのに、しかし、商売人で「損益分岐点をクリアした」って言う人、一定数いるんですよね。
それ全然意味のないラインです。
実質赤字。
形だけのトントンであり、何か起これば即終わり。
売上目標達成と損益分岐点クリアは天と地ほど異なるものである。
儲けさせてくださったお客様は笑っている。
カツカツの支払いのお客様は次言ってくれない。
それが答えである。