あなたは今、あなたが保育園や幼稚園に通っていた頃の記憶がありますか。
記憶があるならどんなことを覚えていますか。
私の保育園の記憶。
それは「へびの部屋」と塩味の小さなおにぎり、そしてプール。
他はほぼない。
「へびの部屋」は悪いことをしたら窓から外に出されたんです。
保育園の裏はすぐ山で、窓からすぐ外は草木が生えていてすぐに山、小さい子にはすごく恐怖な空間だった。
おにぎりは昼ごはん。
私は昼ごはんがあまり食べられなく、塩味の俵型の小さなおにぎりを二つ、母に作ってもらい持って行っていた。
ただの小さな二つのおにぎりも食べるのに苦労した。
あの冷めた米と塩の味は今でも鮮明に覚えている。
あとはプール。
初めて入ったプール。プールといっても大きな空気で膨らませたプール。
水が怖くてしかたがなかった。
顔をつけることが出来なかった。
それなのに石橋という女の先生(彼女も当時20代で若かったのだろう)に頭を押さえされ、水の中に顔を埋められた。
それ以来冷たい水が恐怖になり、泳げるようにはならなかった。
今でも年柄年中お湯で顔を洗うのはそのせいだ。
はっきりと覚えている。
あのときはそれが大きな大きな出来事だった。
人生は其の瞬間瞬間のくりかえし。
あの経験はもうしない。一生。
人の一生って刹那刹那の積み重ねですね。
保育園の記憶でした。