リフォーム後の間取りというものは、そこで生活される方の話を事をよく聞いてから考えるものである。
どんな事をヒアリングするのかというと、「どんなふうに生活をしていこうとされているのか」です。
価値観などの考え方も重要です。優先順位は人それぞれです。また先々の事なども必要です。
家族の人数などは普通は把握しているものですが、この世界にも固定観念があり、建築のセオリーで図面を書く担当者が業界全体で多いように感じます。
買い手が不特定多数なので、しょうがないことではありますが、新築の建売住宅などはその最たるものであると図面を見てよく感じます。
買取再販は別として、お客様のお住まいのリフォームは、原則そのお客様のためにします。
なので建築のセオリーより、どんなふうに暮らしたいとお考えかを知り、導くことに担当者の値打ちが現れます。
我々はどういう図面に仕上げたらお客様受けするかを知っています。
でも、それが実際に生活しやすいかどうかは別問題だとも思います。
8畳の台所と、その隣の6畳の部屋を1つ合わせ、リビングダイニングを作るような工事はよくします。
その時、図面にはキッチンは落とし込む。冷蔵庫や食器棚も書くでしょう。
でも、ゴミ箱は書かないのが一般であり、一番いけないのはゴミ箱を置くスペースを確保してあげないことです。
現在のお住まいで、ゴミ箱を置く場所が確保されていたという方がどれくらいいるだろうか。ほぼいないと私は経験上感じます。
ましてや昔と違い現在は分別の時代。ゴミ箱が1つや2つではいけない。大きいものいる。それがきちっと並んだらどんなに快適か。目立たない内容ではありますが、生活される方を思いやるとはそういうことなのです。
また、テレビを置く場所を考えてあげることも必要です。窓の前にテレビが置かれ、テレビの大きな画面で窓が1つ死んでいるおうちは意外と多いです。
テーブルで椅子に座ってご飯を食べたいのか、それともサザエさんみたいなのをイメージされているのかをヒアリングしてあげることも大切です。
お客様はこんなふうに思われている。「出来上がった部屋に合わせて家具の配置は考えよう」
これは我々売り手からしたらありがたい事ですが、違うんです。
せっかくのリフォームは全てがオーダーです。
なので、叶う叶わないはあると思いますが、希望は言うべきであり、それをきちんと聞いてくれる、汲み取る会社、営業担当者に工事は任せた方が幸せになれます。
数倍ハッピーになれます。これから10年、20年、30年。
これは断言しておきます。金額も大切ですが、毎日毎日「リフォームして良かったね!」と家族で話をしながら暮らせるって素晴らしいことではないでしょうか。
お住まいのリフォームをされる方は「現状に不満と不便」を感じています。
ずっと自分なりに哲学してきましたが、これが定義であり、これ以外にはありません。
では、それを解消して差し上げるのが本当のプロの営業担当者ではないかと思うのです。
そのためには受注してナンボではなく、聞いてあげること。お客様はそんな会社と担当者を選ぶこと。
リフォームの成功にはお互いにそこがとても重要であります。