原と会社の戸締まりをし、車への僅かな道のりを話しながら歩いた。
「こんなに明るいなか帰っているなんて、違和感があるなぁ」
「考えられなかったですよ。帰り道にある業務スーパーが毎日開いているんです」
18時まで勤務を始めて1カ月と2週間。
19時までには帰りましょうねというのがルールなので、18時ちょうどではないが、それでもこの季節の6時代はまだまだ明るい。
以前に勤めていた会社で、リフォームの営業職に就いたとき、毎日会社を出るのは0時をまわっていた。毎日。
下手したら夜中の11時に飛び込み営業や、テレアポもした。
今では良い思い出なので全然良いが、今思えば超ブラックだった。
故に鍛えられたとも思っているが。
会社を始めたときも、昼は営業、社長の仕事は深夜や早朝しかできず、夜中11時くらいに帰って、ご飯食べて、シャワーして寝て、朝の4時出社なんてざらだった。
あのときもガムシャラで、若かったし、辛くもなかった。ただ眠かっただけ。結果が全てという想いでやった。
過程が自分の心を支えたなぁ。
現在創業15年目。少しずつ帰宅時間が早くなってきた。
いや、7、8年前に20時で終わるという施策を始めたが、売上が落ちてやめたこともある。決して順調にきたわけでもない。
でも、10年以上もいる者にとっては、帰宅時間は画期的に早くなってきたと感じてもらえるのではないかと思う。
仕事をめいいっぱいするのは私は悪ではないと思っている。
価値観は人それぞれだし、人生でそんな時があってもいい。いや、あった方が幸せかもしれない。
しかし、こんな明るいうちに帰宅し、自分の時間を過ごすのも悪いことではない。
まだまだこれから働くが、自分なりに今までよく仕事をしたと思っているし。
自分自身もそうではあるが、一緒に働いているみんなが、オレンジナイトにいて良かったと思えるような会社にしたいといつも思う。
そう感じてもらうには時代のながれに従う必要がある。
時代によって考え方も変わるし、世論は変化する。自分のそれも同じ。
続けられるように取り組まないとなぁと思う。先週は良い風が吹いていたが、今週は無風だ。
そんなとき、かすかな風を感じ、チャンスに変えられるかが真価である。
営業も管理も事務職もみんな同じ。無風で前に進めるかが実力だ。
明るい空を眺めて帰りながら、そんなことを思った。
ビール飲もうっと。一番搾り。