損得勘定という概念は誰しもあるし、私にもある。
でも、他人と損得勘定を一番に考えて付き合っていると、同じように損得勘定を一番に考えた人ばかりが寄ってくるものだ。
こういうふうにやってあげておいたら、相手はこういうふうに返してくれるだろう。
打算である。
損得勘定を一番に考えていない人間には、相手がそれを思って行動していることが見抜ける。分かるものだ。
しかし、当事者はこちらが気付かず、恩に感じていると勘違いしている。それも分かる。
そんな相手とは付き合えない。地元の連れでなく、取引先、同僚、お客様など、仕事関係には損得勘定が付き物である。利害関係があるのだ。
でも、その上で、損得勘定が一番ではない相手と仕事はしたいものだ。
大切な価値観として昔からこう思っている。
嬉しいか嬉しくないか。
損得ではなく、儲かる儲からないではなく、嬉しいという感情を指針にしている。
そして、善悪、信頼、感謝の気持ち。義理や筋。約束を守る。
何かの見返りを求めた行動はすべからく上手くいかないものである。
自分がやりたいからしているという考え方。これこそ大切な概念ではないか。
こうしておいたら倍になって返ってくるだろうという上っ面だけで寄ってくる人はいらない。
そんなふうに、それを一番に人様に接しないようにしていきたいと思っている。
人に心から喜んでもらえるのが嬉しいじゃないですか。
心から喜んでもらえたら、想ってもらえたら、相手にも返したいと思うのが人の心かなと思う。