リフォーム工事をしていて一番楽しいのはリノベーション。間取り変更である。
誰がしても、どこがしても同じではない。言い換えれば担当者、会社次第でそのお客様のこれからの生活が大きく変化する。
原則リノベーション後にもう1回リノベーションされることはない。
お客様はその新しくなった間取りの部屋でこれからの人生を過ごされる。
私が想定している客層は30代、40代ではなく、60代や70代なのでそのお部屋で余生を過ごされる。なので取り返しがつかないし、そういうことだと覚悟をして仕事をしている。
人生の汚点であるが、若い頃に「あんたにリフォームをしてもらわんかったらよかった」と言われたことが何度かある。失敗をしたからだ。
使い勝手が悪い部屋にしてしまったり、キッチンを対面にしたは良いが、キッチンの端と部屋の壁の間を60センチくらいにしてしまい、非常にその間を移動しにくくしてしまったからだ。
キッチンを2550にしたら良かったのに、2800にした。それが命取りになった。お客様は私に任せているので図面を渡してはいるが責任はない。
横向きにすり抜けないと通れないなんてありえない。
一生覚えておくし、申し訳ないことをしてしまったとずっと感じている。上記の2例は姫路の網干と播磨町の古田で事実である。
リノベーションの基本は「四角で部屋を大きくしていく」である。
8畳の台所を大きいリビングダイニングにしたいなら、その真横の部屋を繋ぐ。その真横が6畳の和室なら都合14畳にするのだ。
L型にしないのがセオリーだ。
例外はあるが、基本は四角で広げていく。
四角の部屋が最も使い勝手が良い。
不動産をよく見ているが、土地が物語っている。
四角い土地と台形やいびつな土地とでは、同じ坪数でも価格が全く違う。
かたや坪50万なら台形なら坪40万。それが100坪だとしたら平気で1000万も上下するのだ。使い勝手が良い悪いの違いだろうし、そういうものだ。
とにかくリノベーションは部屋を四角くした上でどうやって快適にしてさしあげるかだ。
売ってなんぼではなく、お客様はそこでこれからずっと生活される。
やっぱり「やってもらって良かったわ」と笑顔で言っていただくことが絶対のミッションですし、そうしてあげるのがプロである。
そんなことを思いながら帰ってきた。
すごい崇高な仕事をしていると自分の仕事に対して思っている。