オレンジレポート

お世話になっております。

オレンジナイト　夢かなえる課の原田です。



 
 
上郡町與井のF様邸、下屋コンクリートスラブに発生したひび割れの、

原因の考察と補修方法について報告致します。

 
１．概要

下屋のコンクリートスラブ端面にひび割れが発生しており、

そのひび割れ幅は最大で５㎜程度であり、補修が必要と判断し、

施主様の依頼により補修工事をさせて頂きました。

 
２．ひび割れ発生状況と原因の考察

ひび割れは、表面のモルタル仕上げ部でしか確認できないが、

その位置がスラブ厚の配筋位置付近で、延長方向に発生していることより、

スラブ本体コンクリートの乾燥収縮等の原因により、１層目と２層目の

打ち継ぎ目に発生したひび割れが、モルタル仕上げの表面に現れている

可能性が推察できる。

 


 


 
 
３．補修方法

コンクリートのひび割れは、微細なのもであれば、セメントより溶出した

酸化カルシュウムが、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムとなって

固着し、ひび割れが閉塞する癒着現象もあり、鉄筋は容易に腐食しないため、

許容ひび割れ幅は0.3㎜程度と考えられる。

今回の場合は、ひび割れ幅が大きいため、表面より変成シーリングをひび割れ

に充填する充填法方を採用し、さらに表面を塗装することでひび割れからの

水の侵入を防ぐことにより、鉄筋の腐食を防止するものとした。





-　以上

 
今後共、どうぞ宜しくお願い致します。