2019年08月28日

大きく変化する目の前の景色

空き家は現在日本全国で約846万戸あるらしいです。

 
このうち約431万戸が賃貸物件ですので、後の約400万戸が戸建てやマンションの空き家となります。

 
兵庫県の空き家は約36万戸、同じように半分を戸建てやマンションと考えますと、約18万戸の空き家が存在することになります。

これを住宅総数に占める割合で表すと約13%らしく、10件に1件以上が空き家となります。

 
現に街中を歩いていても、数件に1件は空き家があります。

 
空き家でも子供さんがたまに帰ってきて、植木などを切ったりしている家はまだどうにか見ていられますが、完全に放置している家はやはり空気が流れないからでしょうか、すごい勢いで朽ちていっています。

 
姫路でも、バブルの頃に造成した郊外の団地は、既に10%などではなく30%以上が空き家となっているところも散見されます。リフォームの挨拶まわりで、現場の隣が空き家はザラなんです。

 
自分が70歳、80歳になったとき、家のまわりはほとんど空き家で誰もいないという状況は確実に来ます。

 
賃貸でもそう。これから賃貸住宅などは街中の新築以外は戸建て住宅以上に廃墟になります。築20年くらいで解体などという未来がやってきます。人気のある物件、不人気の極端な差別化。

 
これらはもう絶対にやってくる未来なのですから、これから土地を物色したりビジネスを考えるとき、30年先の風景がそのように見えるかが絶対条件です。

 
30年前の子供の頃に田んぼだったところが道になっている。何もなかったところに商業施設が集まっている。

 
家から又会社から外を眺めたとき、その風景が30年後どのように変化しているとイメージするか。それはおそらく人それぞれ。

 
そのポイントが大きく当たるのと外れるのでは商売だけでなく、老後の環境に大きく影響するのでしょう。

 
戦後人口が急激に増えてこれから急激に減る。

 
しかし、これは決して悲観的なだけではなく、そこにも新たなチャンスがある。間違いなくあります。

まずは眼前の景色を、30年後に変化させるイメージをあちこちでしてみるとおもしろいと思います。

 
違った景色がそこには見えてきますよ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 09:39
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