2012年03月02日

減っている大工さん

大工の高齢化が全国的に進んでいます。

先日のリフォーム産業新聞の記事ですが、1980年に94万人いた大工が現在は39万人に減少してしまっているとの事です。

高齢化が著しく、その過半数は50歳以上となっています。

たしかに、うちには大工が8人いますが、60歳代が4人、四十代が3人、三十代が1人と半数は60歳以上です。

おそらく一般の60代よりは元気ですし、34歳の僕より数倍力はありますが親くらいの年ですね。

それでもみんな年をとります。いずれは引退します。日本全国でそうなっていくと絶対数が足らなくなるんでしょうね。

たぶんそこまでの技術がなくても、メーカーなんかは家を建てるシステムを構築するんでしょうが、細部のおさまりは腕がでるんですよね。

今でも新築はできるがリフォームは苦手という大工(大工とはいえませんが)もたくさんいますし、実際面接にも来られます。

技術やノウハウの伝承をきちんと考えておかないと、20年後に質の高いサービスを提供できなくなってしまうなと思います。

うちだけの事では済まさずに、子どもの世代でいわゆる職人気質な仕事を残していくことも、この仕事に携わっている者の一人として責務だと感じました。
posted by orangeknight at 13:32
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