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つみかさね オレンジナイトグループ社長 魚住の毎日つみかさね真っ最中を書いてます

2026年07月17日

第6142歩「建設業の許可」

「建設業の許可」について、社内で話をする機会があった。

 
そこで、そもそも「建設業の許可」ってなんですか?という人がいた。いや、他にも、複数いると感じた。

 
でも、そんなものだろう。

そう、決しておかしいことではないし、今までそれについて話をしてこなかったなぁと。

 
ちなみに「建設業の許可」というのは、国や県から建設業を営むに値する会社であると、認めてもらっているということで、なので許可という。

 
 
「建設業の許可」もちろん私が起業する前に勤めていた会社にも普通にあった。

よく金とか銀のプレートで作って、室内や玄関に工務店が貼っているあれです。

 
建築関係なら、あってあたり前のように感じますが、では、それはどうやって取得しますか?と聞かれたら、やはり実際にその場面にならないと考えないだろうから「よく分からない」と回答するのは自然なことだろう。

 
 
 
29歳で独立、創業し、会社を設立したとき、私にはお金はありました。

 
超売れっ子営業マンでしたから、ある程度使ってもいましたが、2,000万円を貯めていました。そのお金で起業しました。

 
最も、資本金に1,000万。それを運転資金にしましたが一瞬で無くなる。

 
残りの1,000万で賃貸で借りた事務所を改装。

また営業車を買い、机や椅子やパソコンや、備品を買ったらこれまたすぐ無くなる。

 
結局、2,000万あった貯金は17万になったのですが、まぁ、頑張って売ればいいと、不安はありましたが、それ以上にワクワクが勝っていたのを覚えています。

 
 
その創業時「建設業の許可」をとらないといかんと猛烈に考えましたね。

 
なぜなら、今よりそのときは数倍、数百倍、私にも会社にも信用が無いですから、そういう国や県に認められた印しが必要でしたし、そもそも建設業の許可がなければ、500万円以上の仕事を請け負ったらいけないのです。

 
今でこそ普通に新築工事もし、建物をボンボン建てていますが、建設業の許可がなければ、そんなことも全部できないですし、仮にやったとしたら、違法で一発で処分、下手をしたら逮捕ということになるでしょう。

 
今だから言えることですが、創業当初の建設業の許可がないときは、500万円以上の案件は2つ、3つの契約書に割ったり、お客様に工事の時期を少しずらしていただいたりと、グレーをいったことも多々あります。

 
でも、商売をしたことがない人間が、新規で会社を設立し、事業を始めるって、そんな0からが現実であり、世の中に出るためには多少の無理もできないと、既存の力の前で一瞬で消えるのです。

 
 
 
私、以前に勤めていた会社で役員でもなんでもありませんし、1級建築士でもない。

ということは、普通に考えたら、5年間は建設業の許可がとれないんです。

 
これでは事業の拡大を狙う上で、何もできないでしょう。

 
世の中っていうのは、既存の勢力がつくっているもので、新参者なんていらないんです。

 
1つ目の要件。建設業で5年以上の経営経験があること。

 
5年って長いですよ。

 
ただ、考えました。建設業の経営経験の5年以上という要件。これをどうやってクリアしようか。

 
常勤の専任技術者を置く。これが2つ目の要件。

これは建築士か、10年以上の実務経験がある人を「常勤」なので社員としておく。これも私23歳で営業を始めて、29歳で独立したので6年。全然ダメ。4年足らずをどうするかと。

 
3つ目の、社長である私が過去に不正をしていないか。それは何もしていないからない。

過去に建設業の許可の取消し処分を受けていないか。まだ取得したことがないからない。これはクリア。

 
4つ目。500万円のお金があるか。それくらいのお金もなかったら信用が無いということでしょう。これはクリア。通帳をコピーするその一瞬、500万円あればいいんだから大丈夫。

 
最後5つ目。精神がおかしくない。破産もしたことがない。服役して5年経ってるか。これも前科はないでクリア。

 
そんなわけで、1つ目、2つ目が問題になり、そのクリアのために、1人親方を10年以上している大工の親方に無理を言い、名目上社員になってもらい、日当を給料で払うことにしました。

 
それによって被る親方の経済的損失も全部負担した。当然ですが。

 
今だから言えますが、創業5年間、そんなことをずーっとやりましたからね。

 
5年が経過し、専任技術者を自分の名前に切り替え、変更届を出し、堂々と建設業の許可をもらったときのあの感慨は、これをやった人にしか分からないと思います。

 
自分の名前や〜ってマジマジと紙を眺め、思いましたから。

 
 
当時、社内でもそんなグレーなことをして許可をとっているって話はしていません。

 
誰も知らない私だけの秘密でした。

いや、経理の山﨑には言っていましたね。ただ、深くは話をせず、このようにしてくれと指示をした。

 
社員みんなと共有する必要もメリットもない。ましてや想いを分かってもらいたなんて、そんなもの要りません。

 
 
現在は「建設業の許可」は3回目の更新が経過し、活きています。

 
真っ当な「建築工事一式」の許可です。

 
 
勤めていたら、あってあたり前のように感じるものですし、かくいう私もサラリーマン時代は特に意識もしていなかった「建設業の許可」

 
 
それがあるおかげで、まず堂々と商売ができる。今日も500万円の受注ができているし、数千万円のテナントやアパートが建てられ、不動産事業や、コインランドリー事業も出来ている。

 
融資を受けるにもそのコピーの提出が必要なこともありますし、下請けではその複写が必須である。公共工事なんか絶対だもんな。

 
取消しになんかなったら大変である。

 
いや、大変どころか、生きるか死ぬかの話にも発展しかねない。

 
 
そのありがたさとか、重要性、そうやな、私が社内で語ってこなかったから、そこまで大切なものだと認識していない者がいるんだろう。

 
昔のグレー時代の名残りで、話をすることを失念していたのかな。

 
これからは「建設業の許可とは」というような話も、しっかりしていこうと気付けた良い機会でありました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by 22:14