ある取引先の大橋です。業種は卸、齢は45くらいだったか。
彼は6年前までうちの会社を担当していたが、京都に異動になり、その間は1度だけ会ったかな。
この春、また姫路に戻ってきました。
彼だけですね。7月に2回、私に営業をしてきてくれたのは。
基本、私はアポなしは断っている。
うちの会社の人間なら分かっているでしょう。私、予定が分刻みです。雑用までやっているのもありますが、とにかく詰め込んでいます。
机に座り、この見積り、このチラシ、この思考、なんていう仕事も全てタスクに入れている。
一日で休憩とかもしませんし、昼も一瞬です。
なので、急に来られたら大変申し訳ないですが、ピチピチのときはお断りし、余裕があるときだけ立ち話をする。
アポイントも値打ちがなければお断りする。
言ったらなんですが、かかってくる電話も全ては出ないです。
時間はお金だから、うちの会社、私のお金を産まないような話に付き合えないし、費用対効果しか考えていない。
少々極論ですが、会社の目的、目標と、多少の世話焼き以外は、本当に仕事の事しか考えていないのです。
でも、商売の種になりそうなものなら喜んで約束する。
メリット。
営業って、相手にメリットを提供するものであり、まさにそれだけだ。
メリットがあれば、他の用事をキャンセルしたって時間を作るし、作ってもらえる。
大橋はそんな営業をしてくる。
こんな営業マン、他には、これも卸で取引先の柴田くらいだな。
大橋は6年ぶりに帰ってきて、成長して帰ってきたのかと試したが、しっかり成長していた。
なので、今現在私が認める直接の取引先の他社の現役営業マンはこの2人くらいだ。
私ほどではないが、非常に優秀な営業マンだと思っているし、普段から上から褒めている。
私もプレーヤーですからね。
大橋は私が「何の話を聞きたいと思うだろう」と考えている。
いくつもボールを投げてきて、関心を示さなかったものは瞬間で捨て、少しでも脈がありそうな雰囲気を感じたら話を展開している。
あくまで自分が売りたいものではなく、選択肢をこちらに委ねているのが良くわかる。
重要なところである。
そう、我々の世界でも、決めるのはお客様であり、施主である。同じだ。
そんなボールを投げて、テスクロしながら話を持ってくるのだが、でもこちらのメリットを考えているし、毎回きちんと予習をしてきているのが感じられる。
卸の営業って、薄く広くが絶対なので、特別に何かに詳しいよりも、全体的にいわゆる中途半端に知っているものだ。
そこで、今回はこれらのテーマで話をしようと思ったら、勉強をしてこなければ話ができるわけがない。なので分かる。
大橋は、私がアポでは夕方の時間帯を好むのを、帰ってきて2ヶ月くらいですが知ったようだ。今月2回ともアポを18時にとってきた。
その時間なら私は比較的フリーであるし、もう現場が止まっているから仕事は落ち着き出している。
そもそもその時間は会社にいることが多いし。
2回とも、話の内容がうちの会社、ひいては私にはメリットしかなかった。
時間をとる価値があった。
最初の写真は私が彼を正面から撮った写真であります。
気付いているんですが、気付いていないふりを醸し出していますから、敢えてそれに触れず写真を撮り、勝手に載せます。もちろん書類に加工は入れていますが。
そんな彼が今日も情報を入れてきてくれた。チャットで。
「パナソニックのアラウーノが、7月24日からアラウーノのCMを1,800回放映します。内容は2つあり、1つは〜」と。
ありがたいですよね。うちの会社にとってメリットしかない。
TVCMをそれだけするのなら(放送局や時間帯も教えてくれました)、エンドユーザーは絶対に目にされます。
そんな中、オレンジナイトがアラウーノを推せば「それ知ってる。今、コマーシャルでやっていますよね」という反応が来るのが目に見えているわけで、非常に販売がしやすくなる。
そういうのが営業よな。だから認めているのだと改めて感じたし、ありがとうと伝えた。
明日から、うちの会社のホームページのトップにはこれを載せようと思う。
今日知れたから、24日に間に合うようすぐにAIで作成できた。
キャンペーンを打っていこうと思います。
在庫もしっかりあります。
おかげさまでこんなキャンペーンができる。
結局、アラウーノをうちがたくさん売れば、それをうちの会社へ販売している大橋の営業成績が上がるのだからおもしろい。
営業ってそういうことですよね。相手にとってのメリットの提供。
それを与えられたら感謝される。
営業ってしつこいものではなく、感謝されるもの。私は営業職ってそういうものだと考えている。
大橋から改めて営業を考えたし学ぶ。