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つみかさね オレンジナイトグループ社長 魚住の毎日つみかさね真っ最中を書いてます

2026年09月17日

第6238歩「昨日からの解体工事」

昨日からこちらの建屋の解体工事にかからせていただいています。

 
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姫路市広畑区です。

 
建物だけでなく、塀も庭も全部解体し、更地にする工事です。

 
 
まじまじと最後を眺めさせていただきましたが、おうちの方々は、私のそれなど、比べものにならないくらい、じっと眺めて帰られたんだろうとなと想像しました。

 
 
こちらのお家、私が23歳のときからほんの数年前まで、ずっとお世話になったお客様のおうちなんです。

 
この度、それを「(ご両親から)ずっと聞いていたから」と解体工事を依頼いただきました。

 
外壁塗装も屋根の漆喰も、カーポートも玄関のスロープも玄関ドアも。

お風呂もキッチンも、いろんなことをこの26年間でお世話になりました。

 
一気にさせていただいた工事ではなく、1つの工事で呼んでいただき、また数年後にまた別の工事を、みたいな感じでずっと。

 
 
23歳で入社、営業を初め、半年も経っていない、まだまだ新人のとき、飛び込み営業で外壁塗装をご契約いただきました。

 
テレアポでした。

 
忘れもしない。

月曜日のポスティング。

仕事の日では自分で営業活動の場所など決められない。

 
何を隠そう、私が自分で営業にまわる場所を、最初に決めたのはこの地域。広畑の才から青山までの南北のライン。

 
日曜月曜の会社の休みは、小分けにしてここばかりまわった。川沿い、上に上がっていくのが好きだった。ジグザグに。

 
 
月曜日にポスティングして火曜日にテレアポ。

 
電話にご主人さまが出られて、アポがとれました。何を話したかは覚えていません。もう最初の頃でしたから手はブルブル震えました。

 
そして翌日だったでしょうか。粘ったそうです。私。後から奥さまによく笑い話で言われましたから。

 
それに対し、ご主人さまが「うーむ」と言われていたところ、奥さまが「息子みたいなものやん」と言ってくれ、ご契約をいただいたんです。

 
嬉しかった。

 
本当に嬉しかった。

 
まだ押しの一手しかない私。

多分、気分も害されたと思うけど、ご主人さま、奥さまが、負けたふりをしてくれてその日に契約をしてくださった。

 
翌日、色を決めに伺いましたが、そのときにいただいた奥さま手作りのシフォンケーキ。

あのときが最初で、もう何回も、その後の20年間でいただきましたが、あの奥さまのシフォンケーキが、どんな店のそれより美味しいと今でも思っております。

 
 
26年も経てば、仮に当時60歳でも86歳ですから、高齢になり、息子さまのところに行かれたり、お亡くなりになられます。

 
最後に呼んでいただいたのは数年前。奥さまが、ご主人さまは今は日赤だと言われていました。

 
 
息子さまご夫婦は関東にお住まいなんですが、そこからわざわざうちの会社にお電話をいただけるなんて、ご夫婦揃って、本当に私のことを、良いように話してくださっていたんだろうなぁと思います。

 
 
 
 
「(最初に契約してくれと来た時)、怖い顔してたよ」と後から笑いながらよく言われたなぁ。

 
「あなたも怖い顔してたわよ」と奥さまがご主人さまにも言われていたなぁ。

 
次呼んでいただいた時からは、どちらかと言うと、奥さまよりご主人さまの方がよくしゃべられたなぁ。

 
ご近所でお客様も紹介していただいた。ご趣味があり、顔が広かった。

 
私が、自分で会社を始めましたと挨拶に言ったときは、我が子のように心配してくれた。

 
40歳くらいになったときは「社長さんみたいな顔になってきたね」と言われたなぁ。

 
 
そんなお客様のおうちを解体させていただく。

 
他人に解体されるよりよほどいいが、そうやって、人にはそれぞれ持ち家に思い出が詰まっているし、そのおうちに、またおうちの方々に関わった者にも思い出がある。

 
そんなふうに時代は流れるんだろうし、私もいずれそうなっていく。間違いなく。

 
 
今ここで会社をしているのも、コインランドリーを明日OPENできるのも、全てそうやって助けてくれた方々がいるから。拾ってくれた方々が、支えてくれたから今がある。

 
ただの23歳の若い子やった私。なんの知識もメリットもないただの若い子。

それを「息子も同じように頑張っているんやろから」と仰って、あのとき仕事をいただいた。

 
私も同じように若い子たちにしてあげたいと思う。

そんなふうにしていただいたから。

と、考えられることがありがたい。

そんな方々のおかげで、私はこんな思考に至っているのだろう。

 
教育を受けていると言っても過言ではない。

 
ありがたい。

 
 
 
 
お客様が30代で建てられたおうち。

思い出がいっぱい詰まっているだろうそのおうち。

 
それを最後に私に解体工事をさせていただけること、言葉にはしがたい感謝の気持ちでいっぱいです。

 
 
 
 
 
 
 
posted by 07:26