2014年06月10日

竹田恒泰氏の講演を聞いて

竹田恒泰氏の講演を聞きに姫路の市民会館に行ってきました。

写真 のコピー 8.JPG

タイトルは「みんなを幸せにする永続企業を作ろう」というもので、日本という国に学んだ経営への視点を勉強させていただきました。

いつもながら私基本かなり影響を受けやすい性格ですので、現在も非常に勉強になったと興奮しております。

竹田氏はとても博学で、話の展開がテレビ以上にスピーディーで、かつ抑揚が面白く、講演中しゃべりっぱなしでしたがただの1回もお水も飲みませんでした。

内容は日本という国は世界で最も長く続いている国であるというところから始まりました。

日本は神武天皇に始まり約2600年続く国であり、次はデンマークの1000年ちょっと、その次は英国の900年で千年続いている国は世界に二つ、その中でも日本は断トツであるというのは初めて知りましたし、感動しました。

また、神武天皇はクニをおつくりになられた時、こういうクニを創りたいという理念をもって創られたのが古事記に載っているそうで、会社と同じだなと感じました。


中でも感銘を受け、私は今自分の悪い所を変えようと考えている途中でもあるのでちょうど理解できたことなんですが、なぜ日本という国がこれだけ長く続いてきたか。これはこういうことらしいです。

欧米や中国の王や皇帝は国は自らのためにあり、自らが栄えるための手段であったのに対し、日本は違った。

天皇は国民を心から愛し、いつも国民一人一人の幸せを心から祈ってくださった。

作物が穫れない年は天皇自身の不徳のせいだとお考えになられ、豊作の年は民が頑張ったからだと喜んでくださった。

昭和天皇は終戦時マッカーサーに「私はどうなってもよいから、国民を助けてほしい」と仰った。

そして、日本という国が長く栄えてきたのは民や国民がその存在を支えてきたからだとありました。

私は天皇を敬愛していますし、心から尊敬しているにもかかわらず、その存在を会社に置き換えて考えてなかったと今日気付きました。

天皇は全く別な存在と位置づけしてしまい、そこから会社にいかせるようなことを考えてもなかったですし、学んでもなかった。

社長が自分の儲けや自分が楽することを真っ先に考えるのが欧米や中国であるなら、会社の従業員をもっと愛するのが日本式ではないかと今さらながら天皇の希有な存在と、それを心から支えた国民の存在が世界でも類をみないくらいの永続を築いているのなら、もはやそれが答えであると感じました。

また、こうも言っていました。

人が幸せを感じる時はお金が儲かった時ではありません。人のために何かした時、世のため人のために役にたったと感じたときに人間は幸せを感じるんですと。

こうも言っていました。ビルゲイツはお金を稼ぎたくてマイクロソフトを大きくした。世界一の金持ちになり、何不自由なく生活した。しかし、全く幸せを感じなかったらしい。でも今はたくさん寄付をして「いい感じ」だそうです。


やっぱり会社には理念が絶対に一番に必要であると感じました。

またそれと同時に、私は従業員に対して厳しいと思いますが、それはそれで良いのですが、もっと厳しさも持ちつつ愛情をもっと前面に持って接しようと思いました。

イライラしたときなど心ない言葉も発してしまいますが、愛情のあるきつい言葉でない、私自身の不満を伴うそういう言葉は慎もうと決めました。

この愛すべき日本に生まれ、天皇という存在が日本を長く継続させているのなら、そこから学ぶことが会社を繁栄させる正しい道だと思ったからです。

とても勉強になりましたし、従業員に求めるのではなく、自分がもっともっと変わろうと感じた講演でした。

日々勉強です。










posted by orangeknight at 21:44
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