2015年05月18日

疑問を疑問のまま済まさない

疑問を疑問のまま済まさない事ってとても大切だと思います。

私は飽き性な好奇心旺盛タイプなので、すぐに新しいものに目移りはするんですが、自分が知らないことを知りたいという欲求は大きいほうだと客観的に分析できます。

営業という仕事を23歳からしてきて、この仕事は毎日違うことが起こるので、知らないことの連続、言い換えれば初体験の連続で、刺激があり、かつ成果というものが目に見えるのでわかりやすく面白く、そして成長できることがわかりました。

自分の行動を振り返ったとき、疑問を疑問のまま済ますという事はほぼなかったと思います。

いくら営業マンとはいえ若造の私が自分の親や祖父母くらいのお客様より知識が多いはずがありません。建築の知識に関してもそうでした。だから分からない単語や工事が出てきたらお客様に直接「それはどういう事ですか?」「言葉の意味が未熟で分からないので教えてください」と聞いてきた。

そのおかげでいろんな事を知る事ができたと自負していますし、私の財産です。


今思えばひどい事なんですが、私が新人の時、飛び込み営業をしていて話を聞いてあげるよというお客様を初めて見つけた時の事です。

場所は姫路市四郷町本郷、めちゃくちゃ大きな家で、純和風の入母屋の豪邸でした。たぶんベテランの営業になると家に入るのを尻込みするくらいのおうち。

オレンジナイトをしてからも仕事を下さる当時からおじいちゃんでした。

私が屋根の瓦が歪んでいる(実際に棟のところがどう見ても歪んでいた)と恐れ多くも指摘すると「あーあれか、漆喰もよう見たら痛んでいるな!」とご主人様が言われた。

私はその次何て言ったと思いますか。

「漆喰ってなんですか?」って言ったんですよ。

その発言は今でもお客様は覚えられていて、前に工事をお世話になった時も「あの時は〜」と冗談を言われますが、そんな事から知らなかったんです。

お客様からは「あんた、ほんまに営業か!もぐりちゃうか!がっはっは」と言われました。もぐりという言葉が印象的で強く記憶にあるんですが、そんな状態でした。

そして「漆喰ってなんですか?」との私の問いに「棟があるやろ?(棟ってなんですか?)棟言うたら〜で、昔はのし(のしって何ですか?)の高さが家の格を表したんや!アンタ、何にも知らんな!絵書いたろ」と言って新聞の広告を取ってこられ、裏が白紙の紙に屋根の各部の名称を絵入りで書いてくれたのです。

普通ならそんな営業マンを信用してくれませんが、そのお客様は「暇だったからや」と謙遜されますが、いちいち細く教えてくださいました。

ちなみに漆喰工事の契約までくださったんですよ。

見積もりの仕方も分からない私に「電話で上司に聞きなさい」と言ってくれ「だいたいでええから、実際やって多少の誤差が出たら言うて」とおっしゃり、その場で漆喰工事を契約してくれたんです。


この話は私が新人が入ってきたときに「私も昔は全く無知でひどいものだった、こんな無茶苦茶な質問もしていた。とにかく、お客様のところに伺い、お話している途中で分からないことがあったら聞きなさい。誰でも最初は未経験だから」とたまに話をしているのでうちの社員では知っているものもいると思いますが恥をかかないと覚えないと思います。


ある姫路市今宿のお客様の奥様で「はははっ、そら魚住くん、こうやのしろばかまやで」と言われたこともある。

すぐに、それはどういう事ですか?と聞きました。

だから今も覚えていますし使います。現に今使えます。財産です。


社員でも疑問をすぐに聞いてきたり調べたりし解決する者はやはり伸びがよいです。

分からないであろうに、その場を取り繕うように「はい!」という返事だけする者はゆっくりしか成長しませんし、お客様から「返事したということは了解したということだろ!」とお叱りをいただきやすい。

あらゆることにおいて疑問を疑問のまま済まさないという事ってとても大切だと思いますし、成長への超近道だと思います。

大工が「そんなことしたらその角がワラってまうで!」

塗装の職人が「ちょっとシャブシャブやなぁ」

会社で「きちんと立って挨拶をしなさい」

何でもそうなんですが、知ったかぶりと恥をおそれるのは良くないですね。そして、疑問に思ったり知らなかったら意味から質問することが大切ですね。


まだまだ私も質問していきます。聞くことって全然恥ずかしくないですもんね。むしろ素直に聞いたほうが丁寧に相手は教えてくれるというのは私のこれまでの体験から絶対です。




posted by orangeknight at 14:48
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