2016年01月28日

雨樋の話

明日は新聞折込みなんですが、今回は「雨樋の取替え」のコーナーを入れています。

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私、こういうパーツ的な工事好きなんです。意匠としてのタイル工事とか、照明器具とかカーテン関係とか。

家全体としては決して目立った箇所ではありませんが、そういうポイントがないがしろにされたら家や部屋は映えません。

いくら瓦を高級なものに葺き替えても、雨樋がボロボロや昔ながらの丸い茶色のものでは外観は決まりませんし、部屋の中の床を張り替えて、クロスを新しくしてもカーテンがよれっとしていたら台無しです。


雨樋、昔は塩ビの丸い茶色がほとんどでしたが、オレンジナイトが使っている雨樋は経年ですぐにヨレないように中にアイアンが入っています。

そして、通常は丸ではなく、角の雨樋を提案しています。スッキリとした感じが出るからです。

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あまり知られてはいませんが、雨樋にもキッチンみたいにいろんな種類や色があるんですよ。

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和風の入母屋のおうちだとよく雨樋が銅板で作られていますよね。色が緑になっているような。

今でこそテカテカの銅の色ではなく、あれが値打ちだと心から思いますが、23歳で営業新人だった頃、飛び込み営業をしていた時こんなことがありました。

おうちの人と喋っていて「雨樋がなんかコケみたいになっていますね!」と嬉しそうに言うと「アホなっ!あんた営業するんやったらよう覚え時、アカはあれが値打ちやで、味なんやで!」とおじいさんに少し怒られました。

「アカ?アカって何ですか?」と聞くと「あんたはモグリか!まぁええ、わしが教えたる!」と延々と銅のことをアカといい、これが年数が経つとこういう風になり、うちの屋根は一文字で〜」と丁寧に教えてくました。

私はその名も知れぬおじいさんのお陰で知識を得ることができました。


雨樋も本当に色々あって奥が深いんですよ。


これは2年前の社員旅行で京都に行った時に撮った写真です。

小学生の時に金閣寺を観てもそんなことは思わなかったんですが、2年前にはこう感じたんです。

「金閣寺は雨樋も金やん!そしてこの形、かっこいいー!」パシャです。

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posted by orangeknight at 15:33
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