2020年04月10日

いつも責任を追及する世の中は違う

今日の神戸新聞の政治面です。

 
緊急宣言 首相「私に責任」

 
神戸新聞

 
 
最近の風潮としまして、失敗をしたらお前の責任だと言ってみんなで叩く。

 
如何なものかと思います。

 
 
まず第一に、自分の事を棚に上げて社会的に影響のある人の事をワーワー言いすぎです。

 
そして、それがスタンダードな社会になるとリーダーが育たないですし、リスクをとると損だという考えをもつ人が多くなります。

 
そうなると各所が停滞し、成長せず、やがて全体で衰退します。それって、大局で考えるとのちの世の中にとって悪い影響を残します。

 
私は違うと思う。

 
批判するのは良いですが、いつも批判ばかりで自分では何もしない人っていうのはダメです。

代わりの意見も無いのにそればかりではまず当の本人がダメになる。ただの文句言いでしょう。やはり当事者にならないと。

 
そして、あらゆる事でリーダーとなったり、目立っている人を育てるという姿勢も必要です。

 
それが逆に育ててもらうという事に明日はなるかもしれないのに。お互いさまという考え方。

 
足を引っ張り合う世の中ではなく、そんなみんなで育む姿勢はもっと必要なのではないでしょうか。

 
 
新型コロナウイルスの薬が仮に明日に出来たとしましょう。

 
副作用や失敗の責任を取らされる事が大前提になると、作る側は100%の安全が保証され、自分が責めを負わない状況になるまで世の中に出したくないでしょう。

 
でも、今苦しんでいて、どうせこのままなら死ぬかもという人に試しに使って死んだなら、それはそれで良いではありませんか。

極論ですが、リスクは大いなる結果を生みますし、安全牌はほぼ何も生みません。それのせめぎあい、バランスが取れたところが正常な社会なのに、最近はどうも狂っている。

 
 
責任って、みんなで分かち合うときもある。求めない事もある。

 
それが日本人の美徳だと私は思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 19:22
ページトップ