セミナー72「おうちの床下」

最近はめっきりですが、10年くらい前まではよく潜っていました。おうちの床下。

 
どんな世界だろうと興味ないですか。

 
 
こんな感じです。

 
床下

 
最近のおうちの床下は全面にコンクリートが打たれていてキレイなものですが、築20年以上になると写真のように土のおうちがスタンダードなのでけっこうドロドロになります。

 
床下は普通はほふく前進で前に進めるくらいの高さです。

 
ただ、田舎の入母屋の和風の大きなおうちの床下は座れるくらいの高さがありますし、築30年以上の建売住宅はほふく前進であごが地面をするくらい低いこともありました。

 
 
基礎が迷路みたいになっていて、真っ暗な中、懐中電灯の灯りだけなのでちょっと怖いですが、帰り道が分からなくなることは普通のおうちではありません。

 
リビングでもトイレでもどの部屋の下にも行けますが、お風呂の下にだけは行けません。

 
お風呂の部屋はコンクリートで囲まれていて入れないのです。床下の高さまで浴槽が埋まっているからですね。

 
古いおうちで、お風呂の床のタイルにヒビが入っていて、床下に少しずつ水が流れているのではと、心配されている方がおられましたらそこまで大ごとではありません。

 
そのまま下に流れ、コンクリートで囲われていますので床下全面に漏れ出すことはそうはありませんから。

 
 
床下は夏でも洞窟の中のようなヒンヤリ感があります。そしておうちによってはカビの匂いもあります。

 
湿気がひどいおうちは床下の地面が湿っています。

 
今までに床下で生きたネズミに遭遇したことがあります。死んだ蛇もありました。そうそう、一番困ったのは私がお客様の床下収納から床下に入り、上がってきて着替えていたらそこからそのおうちの猫が床下に入ってしまったことがありました。

 
お客様はしばらくしたら出てくるやろと笑っておられましたがどうなることかと思いました。私が帰ったあと、猫も何食わぬ顔で戻ってきたらしいですが。

 
 
これはあかんやろと思ったのがビールやコーラの空き缶や弁当箱です。

 
たぶん建てた職人がそのまま捨てたんでしょうね。40年くらい前は「建てたらすぐ売れる時代」だったらしいので、そんなこともあちこちであったのかもしれませんね。

 
夏は汗だくになりますのでぜひ今の季節に体験として潜ってみてください。意外と別世界を見れますよ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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