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つみかさね オレンジナイトグループ社長 魚住の毎日つみかさね真っ最中を書いてます

2026年10月06日

第6270歩「職人は作業時間を多めに言う」

職人っていうのは、95%の人間が作業時間を多めに申告してくる。

 
例えば

「この壁一面を塗装するのに何時間くらいかかります?」と質問したら

 
「昼まではかかります」と午前8時半の着工時に応える。

 
しかし、実際には10時半には終わっている。

 
 
例えば

「この床を解体してまた復旧してほしい。何時くらいに終わりますか?」と尋ねたら

 
「夕方めいいっぱいかかるなぁ」と。ちなみに夕方めいいっぱいとは、作業終了定時の17時を指す。

 
ところが15時くらいに「終わった」と連絡がある。

 
 
こんなことだらけである。

 
まず、これらの職人からの申告を鵜呑みにし、行動予定を組んでいたら営業担当や現場管理は潰れる。

 
12時に終わると思って現場に行くと、もう10時半に終わって帰っているんだから。

 
現場に到着し、車がなく「えっ」となった事、10万回くらいあります。

 
まずそこでやらないといけないのはお客様への謝罪となる。

 
「すみません、昼までと聞いていたんですが早く終わったようです」と。

お客様からは、早く終わってくれてありがとう、などという気持ちはいただけない。

察するに「連携がとれていない」と多くのお客様の心のうちにそのフレーズがあった。間違いない。

 
ただ、まだ外の塗装工事ならまだマシだ。

 
しかし、室内はもっと困る。

 
「夕方めいいっぱいかかる」と言われ、16時50分に現場確認に行くと「もう15時くらいに大工さん帰ったよ」と言われる。

 
それどころか「その後どうなるかわからないから、出かけたかったけど出れなかった」と言われるのだ。

 
リフォームの営業をしていたら、言われたことが100%あるあるの皮肉である。多々言われてきた。

 
でも、確かにその通りである。

15時に終わって、もうそのあと誰も来ないって分かっていたら、犬の散歩にも行けたであろう。でも、17時って言われているからそれも出来ない。

そんなふうに思うのは自然であろう。

 
ましてや、見ず知らずの職人が、家の中にいるって気を使うことである。

リフォーム工事って、お客様は気を張っておかないといけないからストレスが溜まるのだ。

 
 
職人の言い分はこうだ。

 
「もし言った時間に終わらなかったら困るから」

 
これ、みんな言います。

 
 
でも、事実、職人が言った時刻に工事が終わらなかったってこと、100件に1件もあるかと。

 
いつも早い。

 
 
 
現場で時間を聞いたとき、リアルな時間を言ってくれたら本当にありがたい。

 
「14時くらいかな」とリアルな時間を言ってくる人に対して、14時10分になったからと、鬼の首を獲ったようにいう人間はまずいない。

 
「15時では厳しいかも分からないが、多分それくらいだな。一応15時半って思っておいて」と言ってくれる人もいる。

 
15時に行くと片付けをしている。この瞬間、どれだけありがたいと感じるか。

 
コミュニケーション、伝達、お客様への確認、3者での話もできるし、ちょうど終わりを目掛けて行くと現場って、びっくりするくらいいい感じで終わる。

 
 
あと、私は分単位でスケジュール管理をしている。世間話を現場で私がしているのを見たことがある職人がいたら言ってほしい。

待機しておく時間もないのだ。

もったいないし。

 
稀に現場でいるとしたらわざとである。

コミュニケーションをとろうとしているのであり、時間を持て余していることなんかまずない。

 
 
 
最後に、他人に感動を与えたかったら、ハードルは高めないといけない。

 
これは、お客様に対して発言するときに、気をつけないといけないとよく社内で話する。

 
最初から出来なかったことを考え、保険をかけての提案はダメである。

 
システムバス、1616(一坪サイズ)が入るか分からない。既存のタイルの壁を解体し、入るか入らないか微妙であれば、その旨も皆きちんと伝え「入らないことがあるかも分からないですが、でも、せっかくお風呂をリフォームされるんですから、少しでも広い方がいいでしょう!できる限り解体し、入るように努力します!」と言うべきだ。

 
リスクをとれと。

 
リスクをとるから感動がある。

 
最初から安パイで1216(0.75坪サイズ)のシステムバスを提案してくる営業マン。こんなの最悪。スポッと楽に収まるけど、お風呂が小さくなる。家電量販店の営業はみんなそうだな。

 
だって、我々は売ったら終わりだけど、そのお客様はこれから20年〜30年そのお風呂を使われる。

 
もしかしたら一生そのお風呂って方も多い。いや、そんな場合の方が多いか。

 
売り手がリスクをとらないで1216の狭い風呂を提案して、その選択肢しかないってお客様は思われ、それを買っていただき、工事をする。

これから先、ずっと膝を伸ばせない浴槽に入るのだ。それでいいのか。

 
 
 
書いていたら興奮してきて話がそれましたが、とにかく、時間に保険を効かせるなと。そこに「早くしてくれたんやな」なんて気持ちは覚えない。

 
そこに発生するのは「できるんやん」でしかないことを、多くの職人や、保険を効かせる営業マンには覚えておいてほしい。

 
 
 
間に合わなくても、出来なくてもいいんです。

 
正確な情報がほしいだけ。

 
せいいっぱいやってくれた人を責めるわけがない。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by 16:15