2020年01月14日

不思議な商品選定をする業種

車を買うときは「あの車がいいな」と車種をお客様が自ら決め、車屋さんに見に行く。

 
どこの車屋さんに頼もうかと先に決め、その車屋さんが勧める車種を買う消費者はほぼいない。

 
クラウンが良い。アルファードが良い。パジェロミニが良い。そうやって選んでからその車が売っているディーラーや車屋さんに行く。

 
リフォームは違う。

 
LIXILのアライズが良い。TOTOのシンラが良い。とメーカーのショールームに行く人はまずいない。だいいち素人はアライズやシンラと言われてもピンとこない。システムバスです。

 
パナソニックのアラウーノが良い。LIXILのサティスが良いとトイレを選ばれる方はほぼおられなく、ほとんどのお客様が工務店が勧めるトイレを、システムバスを、システムキッチンを採用される。

 
よくよく考えられば不思議な業種です。

 
メーカーや商品によって機能や性能は違うのに、なぜかお客様がまず選ぶのではなく、工務店が「これが良いですよ」と勧めた商品をお客様は買う。

 
フローリングやドアなどもそう。壁紙の柄こそ9割のお客様が選ばれますが(1割は柄もお任せ)、サンゲツのリザーブ、リリカラのなんとかと、メーカーやシリーズまでは選ばれない。

 
メーカーもそれを知っているからテレビCMよりも工務店に力を入れる。

 
 
不思議な業種です。本当に。

 
メーカーは、だからこそエンドユーザーに注力してみたら画期的にシェアが変化するかも分からない。

 
私がメーカーの偉い人なら一度そうしてみたい。面白いと思うのですが。

 
お客様が「リクシルのアレスタが欲しい!」と言われ、それで工務店が見積りをする。

 
消費者の立場ではそれが正常であります。

 
リフォームを生業にしていますが、不思議だなぁといつも思いながら提案しています。それぞれのお客様にとって良いと思うものを。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 22:28
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