2012年05月25日

金額の大小で考えないこと

この時期、そして毎月月末になるといろんなものの請求書がきます。

税金から年間の工事保険から労働保険、水道代に電気代、みなさんの家計と同じで月末は出費がかさみます。

「いる出費」と「無駄な出費」ってありますよね。いわゆる必要経費とは違う観念の、かかってもよいお金や必要な無駄という考え方を含めたもの。

僕は多分僕を知っている人に聞くとケチではないと思われていると勝手にですが思っています。

基本的にお金は手段であり、目的だとは昔っから思っていませんので、自分にも他にも会社にもお金は使います。

ただ、「無駄な出費」にはお金は一円も使いたくありません。

うちの社員にもたくさん勘違いしている者がいるんですが、「いる出費」と「無駄な出費」は混在しますが、そこで大切なのは金額の大小ではないと僕は考えます。

例えば、もったいないから店に飾る花や観葉植物が枯れかけているのにおいておく。また、節約と考えておかない。

花や観葉植物は決して安いものではありません。花壇に植える花も一つは何百円でも数を買えばけっこうかかります。

観葉植物もちょっと立派なものを買うと数千円では足りません。

でも、それらが生き生きと咲いたり、緑色に輝いていると、見ていて和みますし、活気といいますか華やぎます。

無くても営業が困難になるような事はありませんが、無駄ではありません。

営業という観点で考えても、いつも綺麗ねと、店の前を通られお気付きになってくださる、未来のお客様もおられるわけで、いろんな相乗効果をうみます。

無駄なのは、例えばコピー機で紙を出す際、白黒でいいのにカラーで出力したり、車のシャンプーを使う量以上にバケツにじゃぶじゃぶ入れ、結局洗車に使わず大量にバケツに残った洗剤を捨てるような事(実際、うちの社員によく見かけますが)。

もったいなすぎますし、無駄以外の何でもありません。また、先見性という能力も判断できます。

紙がもったいないからと、受注した工事の一覧を出力せずメールのみで送るような事。

紙で張り出せばみんなの目につきますが、メールでは一部の事務しか見ません。

たかが、紙一枚で店舗の受注状況が全体で把握できず、士気が低下し、方向性が示せず大きく売上げを落とす要因となります。

メモ帳として、A4の真っ白なコピー用紙を使うのはありえませんが、受注状況を出力するA 4のコピー用紙を節約するのは愚の骨頂です。

最も、ガソリンの請求書を見ていると、毎回セルフで入れている者もいます。みんなにガソリンのカードを渡していますので、それが一覧となって明細としてきます。たいした金額の差ではないですし、僕は社員にそれを薦める気もないですが、その者の心意気は高く評価しています。

最後になりますが、いる事には10万円でも100万円でもお金をかければいいのです。

いらない事には1円でも、それ未満でもお金をかけてはいけないんです

金額の大小で判断せず、それがどういう意味をもたらすものか、という事までうちの社員には深く考えてほしいなと思います。
posted by orangeknight at 10:04
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