2022年01月31日

借家の屋根の漆喰工事を

今日は、飾磨区下野田の、オレンジナイトの借家の屋根の漆喰工事をしています。

 
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そうです、先月外壁塗装した物件です。

 
どうせならと屋根の漆喰も塗り替えすることにしました。

 
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ちなみに、屋根や壁など、建築で使われる漆喰ってそもそも何か知っていますか。

 
左官屋さんなどがコテで塗っていますよね。

 
あれについての話です。

 
そもそも漆喰は主に石灰石で出来ており、石灰石とはサンゴ礁などから永年かけて生まれたものです。

それを焼いて、砕き、水を加えたものを消石灰と言いますが、それこそが建築で使う漆喰の主な原材料です。

 
ただ、乾くと固くなり、建築の材料にはもってこいなのですが、それだけでは塗りにくいので、繊維質のものや、より長持ちさせるためにセメントになる材料なども混ぜ、漆喰を作っていっています。

 
これは職人さんによって少しの差はあれど、屋根に使う漆喰をセメント質にするのは現在は主流ですし、塗りやすくするのに繊維質のものを混ぜるのはスタンダードなんですね。

 
お好み焼きの粉を具材にひっつきやすくするのに加えるものを「つなぎ」と言いますよね。

 
漆喰も同じようにこれらを「つなぎ」と呼んでいます。

 
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混ぜていきます。

 
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このような色、分かりやすく言えばアラジンのトースターの緑色になれば完成です。これが乾いたら真っ白になるんですね。

 
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色はアラジンそのままです。

 
 
いっとき、姫路城の屋根が白すぎると話題になっていましたが、屋根職人や左官職人に言わせれば「今だけ」と言っていました。

漆喰は塗った直後は新庄ビックボスの歯みたいに真っ白です。しかし、すぐに真っ白ではなく白になります。

 
それを知っているからですね。

 
 
「上がってきまーす」と屋根の見村親方の息子の竜(タツ)君がバケツを担いでハシゴを登っていきました。

 
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posted by orangeknight at 15:10
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