個別指導 魚住リフォーム塾

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「リフォーム工事」というコトに対し、多くの方々に一層関心を持っていただきたく、こちらのコーナーを始めました。
リフォームってわくわくするものなんです。本当に楽しいものなんです。
そしてそんな仕事を生業にしている事を誇りに思って取り組んでいます。
そんなリフォームのいろんな事を、20年間現場でやっている目線でお届けできればと思っています。

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2021年06月28日

セミナー108「材木の供給地や自給率」

昨日の続きです。おはようございます。

 

ウッドショックのことを簡単に書きましたが、勘違いしてはいけないことがあります。

 

イメージとしては、日本は米国から材木を多く輸入していて、米国本国での需要が旺盛だから、日本に木が送られてこないような感じがしますがそれは否です。

 

日本に入ってくる予定の材木が、ビューンと日本を通り越えて米国に届けられている。というのが正しい見解です。

 

林野庁のデータによりますと、日本は木材の全供給量のうち、米国から8,6%、カナダから7,7%を輸入しています。それらを合わせて米材と言います。

材木屋さんが「米松」や「米トガ」とか言いますが、これは「北米産の松」という意味合いがあります。

 

マレーシアやインドネシアからも入っています。合わせて7,4%。これらを南洋材と言います。

 

南洋材があれば北洋材というのもあります。北洋材というのはロシアのシベリア地域からの輸入材です。

 

主に松が多く、これも材木屋さんが「北洋、北洋」といつも言っています。リフォームではよく使われる天井の下地材である野縁(のぶち)、壁の下地材である胴縁がいわゆる北洋です。

 

以前にコンパネとベニヤの違いについて書きましたが覚えてくれていますか。

 

その中に構造用合板というものもあると説明しましたが、通は構造用合板とは言いません。「針葉樹」と言います。これが粋なのです。

普段普通に使われている構造用合板は北洋材、そう、シベリアの針葉樹、松なんですね。

 

 

それらが主に建築という分野で使われる材木です。

 

ベトナムからも8,6%、オーストラリアからも6,3%、チリが5,5%となっています。意外に少ないのが中国の2,6%、ニュージーランドの2,0%だと私は思っています。

 

 

日本の材木の自給率は、ひところに比べると年々上がっています。

 

国が2025年に50%にしようと、確か10年くらい前に始めてから(間違っていたらすみません)ジワジワ上昇中で、現在は38%、一時期は19%にまで落ちましたがだいぶん戻していいます。

 

しかし、戦後は90%以上の自給率があったんですから、まだまだこれからといったところでしょう。

 

山や林だらけの日本です。今回のウッドショックのような、他国の影響を受けることなく、自前の材木でもっと仕事をしたいなぁと改めて最近考える機会となりました。

 

兵庫県で育った木で家を作る。リフォームするって素晴らしいことですよね。

 

 

材木の供給地や自給率の話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by orangeknight at 08:08

2021年06月27日

セミナー107「ウッドショックから針葉樹、広葉樹」

最近、建築業界でなくても耳にするウッドショック。

 

米国や中国ではコロナが落ち着いた現在は景気が非常に良いようで、いわゆる「おうち時間」が見直され、住居の新築の需要が旺盛となり、今までにないくらいの量の材木が使用されているらしいです。

 

そこに木を使うので、日本に輸入していた分の木が入ってこない。また入ってきても高い。

 

これをウッドショックと言っています。

 

現に我々の材木の仕入れ値も、今まで柱1本が2400円だったものが3120円、3360円と1、5倍近くになってきています。

 

また、今までは「30本ください」というと「へい、まいど」の受け答えが、今は「30本ください」というと「10本にしてくれへんか。なんとか集めるからとりあえず10本で」となっています。

 

市場の原理からしても、日本が㎥あたり10000円(木は立方メートルが単価となります)で買うと言っているところを、外国が12000円で買うと言ったらそちらに売るのは自然です。なので単価は上がっています。(輸送費が高騰しているのも拍車をかけていると言われています)

 

 

今日はウッドショックから木の話を少し。

 

私、木が好きなんです。建物は木が一番。木造は最高と心から思っています。

 

なぜかと言いますと生きているから。自然の素材の木は建物と共に命が続いている。柱を触り、無垢の板を歩くとそんな気がとてもします。

 

針葉樹と広葉樹という言葉を聞いたことがあると思います。

 

名前のままで、葉っぱの形が針みたいか、広がっているかで見分けがつきます。

 

杉の木、どこにでもありますよね。住宅の材料として最も多用される木です。あれの葉っぱをイメージしてください。

 

針葉樹でしょう。

 

松も針葉樹、葉っぱをイメージしにくいですが、檜(ひのき)も針葉樹です。

 

針葉樹は軽く、加工しやすく、また耐水性に優れているので人気なんですね。

 

 

もう少し書きたかったですが、打合せの時間がやってまいりましたので続きはまた後日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by orangeknight at 10:25

2021年06月23日

セミナー106「雨漏りは、自然な雨水の流れがなされない場合に起こる」

建物というものは、屋外に建てるときは必ず水の流れを考慮して作ります。

 

必ず雨が降りますので、その雨水が屋根にあたり、また壁にあたり、そこから自然と地面に流れていくように設計されています。

 

設計士もそうですが、実際現場で作業にあたる職人さんは、腕の良い職人さんほどそういうところを確実に施工しています。

 

 

こちらの現場は本日完工したのですが雨漏りしていました。姫路市の網干区の店舗です。

 

雨漏り改修

 

プロパンガスを置いている面の室内の床が、少し吹き降りの雨が降ると水たまりになるような状態でした。

 

雨漏り改修

 

クリーニング屋さんですので、お客様に返却する衣類などがズラーっと並べられているのですが、仮に床に紙でも敷いて並べようものならビチョビチョになってしまうような状況でした。

 

 

どこから入っているか調べたのですが、原因は外壁と基礎の取り合いでした。

 

雨漏り改修

 

雨漏り

 

 

写真のように基礎の方が壁よりも出っぱっているんですね。

 

雨漏り改修

 

これは建物としては欠陥なのです。

 

基礎の方が外に出ていると、雨が降るとこのように内部に入ります。

 

雨漏り改修

 

 

正しくはこちらなんですね。

 

雨漏り改修

 

必ず外壁というものは基礎よりも外にあるべきものなのです。

 

外にあると、壁に当たった雨水はそのまま地面に流れますよね。

 

 

今回は、今さら外壁を基礎より外に出すのは不可能ですので、取り合いに水切りの役割を担う板金を取り付け、コーキングで仕上げ、水の流れを確保しました。

 

雨漏り改修

 

雨漏り改修

 

雨漏り改修

 

 

これで雨漏りは止まるとは思いますが、僅かなことでどこの建物にも雨漏りが発生するリスクはあります。

 

たったこれだけ基礎の部分が出っぱっているだけで雨水が入り、床全体が濡れるのです。

 

 

お住まいの屋根や壁などを「ここに水をかけたらどういう風に流れるんだろう」というような目で見てみるのも面白いと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

posted by orangeknight at 21:11
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