セミナー65「水廻りのリフォームのながれ 前編」

おうちのお風呂やキッチンを交換するようなリフォーム。どうやって進めたらいいのかって思われている方もおられると思います。

 
今日はそのながれを説明します。

 
まず大きく分けて2通りあります。

 
主流は最初にリフォーム会社の選定です。どこで今回リフォームをしてもらうかを決め、そこからどのような住宅設備機器を採用するのか決めていくパターン。

 
そして、少数派は先にメーカーのショールームに行き、どのメーカーのどの商品を使いたいと決めたうえで、それを施工する会社を決めていくパターン。

 
ほとんどは前者ですが、大きく分けてこの2パターンで話は進んでいくでしょう。

 
車でしたら、スズキのジムニーに乗りたいとか、トヨタのクラウンが良いとか、車種ありきで話が進みます。

 
しかし、リフォームで多くのお客様は住宅設備機器の選定はされません

 
では、どうするのかと言いますと、我々がオススメする商品を買われます

 
テレビのコマーシャルでも「LIXILシステムバス アライズ」とか「Panasonicシステムキッチンラクシーナ」などと宣伝しているのを見たことはないでしょう。

 
メーカーもそれはよく分かっているので、エンドユーザーではなく、業者への営業に注力するんですね。

 
住宅設備機器は、それぞれのリフォーム会社の推す商品が採用されるという傾向にあるのです。

 
 
では、リフォーム会社を選定したらプランが出ます。

そこからその会社の営業担当者と一緒にメーカーのショールームに行き実物を見ます。この際、原則ショールームのコーディネーターが付きます。

 
商品の説明は主にそれぞれのメーカーのコーディネーターが行います。

 
私の経験上、女性しか見たことはありません。皆さん丁寧に説明くださいますよ。

 
ただ、メーカーなので価格を希望販売価格で言われます。

 
その際いつもお客様には「今、お伝えしたのは定価ですのでその60%オフのいくらです」と補足を横ですると安心くださいます。

 
リフォーム会社によって商品の販売価格は違うので、メーカーは定価しか言わないようになっているんですね。

 
 
ショールームキッチン

 
ショールームお風呂

 
ショールームお風呂

 
ショールームキッチン

 
 
なぜコーディネーターが付くのかと言いますとリフォーム会社が予約しているからです。

 
その際、その会社や卸業者の力関係により、そのお客様への優遇措置は取られますし、あらゆることは忖度されます。

 
たくさん売っている会社はメーカーにとっては上得意。

当然販売台数の少ない会社のお客様とは差はつけています。メーカーや問屋もリフォーム会社にランクを付けて区別していますからね。

 
なのでエンドユーザーであるお客様もあらゆる面で、個人でされている工務店よりは、ある程度知名度がある会社を選ばれる方が商品も安価に購入できますし、無理もきいてもらえるとは逆の立場から思います。

 
 
むげにはされませんが、エンドユーザーである一般のお客様が、単独で先にシステムキッチンやシステムバスを見ようとメーカーのショールームに行かれても、高い確率でコーディネーターは付かないという場合が多いです。

 
予約制となっていますし、そういう力学が働いているということもあります。

 
 
 
ちょっと時間がなくなりましたので、水廻りのリフォームのながれ、続きはまた次回でお願い致します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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