セミナー149 「メーカー別トイレの素材について」

 
 

便器の多くは陶器製。陶器は表面が滑らかで、もともと汚れがつきにくい素材ですが、近年ではさらに汚れがつきにくく落としやすい表面加工が施されており、よりキレイが保ちやすくなっています。

従来の陶器の表面には、目に見えない小さな凹凸があり、このくぼみに細かい汚れが残っていました。しかし、最近では陶器の表面にガラスの層を焼き付ける技術が向上し、これにより、表面が平滑になり、汚れがつきにくく落としやすくなっています。

さらに、2006年には陶器ではない「有機ガラス系新素材」という特殊な樹脂を採用した便器も登場しました。

各メーカーの素材の特徴を見ていきましょう!

 
 
 
 

■ そもそもトイレ汚れの主な原因って?

 

そもそもトイレの汚れの主な原因は4種類あり、「表面のキズ」「細菌の繁殖」「汚物の付着」「水アカの固着」です。

汚れの中でもっともやっかいなのが「水アカ」といわれています。

一度固着すると、洗剤で洗ったくらいでは落ちません。固着した水アカにより便器の表面がざらつき、そこに汚れが付着、さらには細菌が繁殖して黒ずみやピンクカビが便器内部を覆い、ますます汚れやすくなります。

それらの原因を元から付かないように素材から見直し、それぞれの汚れにくい素材として登場してるんですね。

 
 

■ 便器素材のポイント!

 
 

便器の多くは陶器

表面が滑らかになる加工により、汚れが付きにくい

親水性(水となじみやすい性質)を利用して、汚れを浮かして洗い流します

陶器以外の素材として「有機ガラス系」があり、撥水性を利用して汚れを付きにくくしている

 
 

■ メーカー別便器の素材

 

LIXIL

衛生陶器「アクアセラミック」

 
LIXILアクアセラミック
 

落ちるンです。100年クリーン「アクアセラミック」

LIXILのトイレの素材の特徴は、水アカや汚れの付着を防ぐ新素材「アクアセラミック」です。

 
 

Panasonic

有機ガラス系

 
Panasonic有機ガラス系
 

スゴピカ素材(有機ガラス系)で水アカがつきにくく、しかも丈夫なのが特徴です。

Panasonicの素材は陶器ではなく、水族館の水槽や航空機の窓などに使用されているほど「キズ」に強いのが特徴です。

 
 

TOTO

陶器

 
TOTO陶器
 

TOTOはやはり陶器です。

ただし、従来の釉薬の上に特殊なガラス層を焼き付けることで、ナノレベルの滑らかさなので汚れもツルインと落とすのが特徴です。

 
 

■ メーカー別キレイな特徴

 
 

LIXIL

最大の特徴は独自の研究で開発された素材「アクアセラミック」

 
LIXILアクアセラミックで100年クリーン
 
 

従来の衛生陶器は、洗浄水に含まれるシリカが科学的に結合し、これがお掃除ではなかなか落とせない水アカになるんです。

 
LIXIL従来の衛生陶器
 
 

アクアセラミックは、衛生陶器の表面に水酸基が出ない構造とすることで、水アカの固着を科学的に防ぎ、日頃のお手入れで水アカを落とし、いつでもキレイを保てます。

 
アクアセラミック
 
 

さらに、水となじみやすいアクアセラミックは、便器洗浄やお掃除するたびに汚物を浮かせて洗い流すので、お掃除がラクラクです!

 
水となじみやすいアクアセラミック
 
 
水の力で汚物がツルンと落ちるンです。
 

ハイパーキラミックで表面にキズがつきにくく、抗菌パワーで細菌の繁殖も抑えられるんです。

 
ハイパーキラミック
 
 

Panasonic

水族館の水槽や航空機の窓などにも使用されているスゴピカ素材「有機ガラス系」

 
有機ガラス系 パナソニックトイレ
 
 

陶器と違い、汚れの原因「水アカ」が固着しにくい。

ぬめりや黒ずみの原因となる水アカがつきにくいので、汚れがたまりにくく

有機ガラス系
 

TOTO

 

ナノレベルになめらかな陶器表面だから、汚れがツルッと落ちてずっとキレイ

 
TOTO 汚れツルリン
 

従来の釉薬の上に特殊なガラス層を焼き付けることで、便器内部表面をナノレベルでなめらかに仕上げで菌すら入らない。

耐久性もあり、陶器の美しさも長く続きます。

■ まとめ

 
 

トイレ汚れの「水アカ」はとてもやっかいもの。

各メーカーの特徴で汚れにくくキレイ長く続くトイレです。

10年以上お使いのトイレでしたら一度見直しされてもよいかもしれないですね!

 
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