全ての試合、子供たちが一所懸命に高校野球をしていて感動をいただくんですが、特にこういう試合に出逢いたいから、自分は全ての試合を観ているんだと思います。
まず第一試合、仙台育英と沖縄尚学。
日によっては敗れた仙台育英が勝つであろう、実力は全くの互角だと感じました。
吉川君と末吉君の投げ合い、素晴らしかったなぁ。
タイブレークで仙台育英が満塁にしたとき、選手たちはみんなどう思ったんだろう。仙台育英はこれはいける。沖縄尚学はまだまだ大丈夫。かなぁ。
甲子園の観客皆さんが、仙台育英がまさかのゲッツーになりチェンジになったとき「素晴らしい試合」という意味ですごい拍手を送りましたね。この夏一番の大きな拍手でした。
結果はご存知のとおり沖縄尚学が勝ったんですが、両校に惜しみない拍手がありました。
こちらはこの夏一番長い拍手だったと私は感じましたし、私もせいいっぱい気持ちを送らせていただきました。

東洋大姫路と西日本短大付属、地元なので東洋を全力で応援しました。
途中、同点、逆転となったときは燃えましたね。叩きすぎてうちわが折れました。
あと、木下君の球、良かったなぁ。細かいテクニカルなところは私には分かりませんが、球に気持ちが入っていたなぁ。
客席からでは、木下君の身体は豆粒ほどの大きさにしか見えないし、表情など読めないですが、球に宿る魂はしっかり感じられました。やはりそこがエースたる所以ですよね。
9回裏、まっすぐで三振をとっていくんですが、疲労を超えたその気持ちの入った球に一球一球胸がいっぱいになりました。
やっぱり姫路なので、ぜひ優勝してほしいなぁ。

最後に横浜。地元の人は横高って呼ぶそうです。
そこのピッチャー織田君。この子はすごいものになるでしょう。このままきちんと成長してほしいなぁ。

これも球に気持ちがこもっているし、甲子園に出るような子供たちでも、ごく一部のピッチャーだけに見える球の伸びがあります。
バッターの前でビュンってなっていますよね。
また、典型的な高校時代に痩せ型体型。ポテンシャルを感じます。
10代であの体型で、25、30と、歳と共に少し太る体質がピッチャーとして大成すると私は思っております。なのですごいことになるだろうと見れば見るほど思いますし、来年3年生になった姿が楽しみです。
今日も9回、前の試合みたいに奥村君に変わるかなと思っていましたが、続投でした。
「今日は変えないでほしい。〜しかし、チームの方針があるなら従います」と監督に直訴したそうです。
素晴らしい思考と言葉です。
すごい球を投げ、最終回締めていましたよ。
今日も良い刺激を高校生からたくさんいただきました。明日出社し私もやりきります。