プロパガンダのみならず、宣伝とか広告はそういうものであり、あくまで受け手が判断することが重要であると考えさせられた写真です。
今日の神戸新聞の一面の写真ですが、安保法案に反対するデモの写真です。
新聞各社によって考え方があるから、この反対のデモと同じく賛成のデモもあった事を反対側は伝えない。
国会周辺でおこなわれた反対のデモに主催者は12万人が参加したと発表したが、警察は3万人と発表。
写真は国会議事堂の目の前まで迫っているように見えますが、それは写真の角度が上手いから。
人が凄い数集まっているように見えますが、おそらくフレームからすぐ外はバラバラで、一般市民ではなく、市民団体が集まっている一番熱いところにピントをあわせ、フレームの外にも広がりをみせるよう撮っている。
これはよくあるやり方で、報道ではよく使うものでしょう。
でも、それは宣伝や広告も同じ。
予約がとれないと宣伝したら、とりたくなるのが人。
限定いくらと書かれていると欲しくなる。私もそうです。
こういう写真でも記事でも、反対の考え方を持つ人々はどうしたらそれが伝わるのかを考えひろめる。
受け手は全てそれを直視したらいけないなと思う。
直視しつつ、やはり上から全体をみないと本当のものはみえないし、それは危険なことでしょう。
宣伝や広告も同じですが、とくに凄い写真だなあと感じた一枚でした。