社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2022年05月11日

うっかりでは済まない

今日の神戸新聞の社会面です。

 
山口県阿武町で、全世帯分のコロナの給付金4630万円が、1世帯に振り込まれた話です。

 
神戸新聞

 
私はこの話を今日初めて知りました。

まず、4630万円が振り込まれた人がおもしろい。

 
なんと「入金されたお金は口座から動かし戻せない」と話をしているという。

 
あぶく銭を見ると急に強欲になる人はたくさんいますが、言っていることの意味が分からない。子供か。

 
私の統計ですが、目先のお金に飛びつく人でお金持ちは見た事がなく、それどころかだいたいこういう人は年中貧乏である。自分の判断基準、価値観が原因である。

 
 
それはさておき、ここが重要で、恐ろしいことだと感じた。

 
町の職員が、1世帯だけが記載された振込依頼書を、金融機関に提出したらしい。そして、それを金融機関がその1世帯に振り込んだとある。

 
これが事実だとしたら他人事ではない。明日は我が身である。

 
こういう事は起こる。

 
書類をチェックしていて、どう考えてもこの数字はおかしいという時がある。

 
例えばであるがオレンジナイトで、先月の売上が8576438円と書かれたものが回ってくる。数字だけ見たらそれが合っているかなんて分からないが、私は「1ヶ月の売上が857万円では赤字も赤字、大赤字やろ」と言う。

数字ならべをを仕事と思ってしまっていたら、それが正しいか間違いかを考えず、とにかく足し算、引き算の正確性を一番にし、意味を考えないので今回みたいな間違いは起こる。

 
いろんなタイプの人がおり、みんな一長一短あるが、「何かこの数字おかしくない?」と疑問を持つ人が組織にはいないといけない。

 
 
A様邸で外壁塗装工事を昨日5月10日に受注しているのに、今日5月11日に「完工したので保証書とアンケートハガキを送ってほしい」と営業担当者から依頼書が出されている。

事務方は「はい、わかりました」ではなく「何で昨日受注したのに、今日完工してるの?」と疑問を持ち、他の邸名と間違えていないかと営業担当者に一度戻さないといけない。

「1日で工事が終わるはずがないじゃん」と本質に疑問を持たないと、保証書とアンケートハガキを粛々と処理し、送ってしまう。

 
 
この給付金の話、そんな人的なミスであり、イージーなミスではあるが、うちも気を付けないとと強く感じた。

 
 
うっかりでは済まない。

 
だって4630万円が間違って振り込まれているのに、お金はもう無いから払えないという人間が実際いるのだから。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 14:02
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