社長の日記「つみかさね」

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2023年05月14日

姫路市大津区での窓の改修工事

先週完工しました窓リノベ工事。姫路市大津区の現場です。

 
私の以前からのお客様で、今回キッチンの水洗金具をご依頼いただいた際に、窓の補助金の話をしたら「全部の窓をしてもらおうかな」となりました。

 
トイレは内窓、LIXILインプラスを設置しました。

 
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内窓というのは、今ある窓の内側に写真のようにもう1つ窓を設置することなんですよ。枠の材質は樹脂です。ガラスはLow-Eのグリーン、アルゴンガスを空気層にし、もう1枚同じガラスが付くペアガラスです。

 
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元はこんな感じでした。トイレの室内も以前にリフォームをさせていただいていましたが、窓はそのままでした。

 
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こちらはお風呂です。

 
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お風呂は内窓ではなくカバー工法でやりかえました。LIXILのリプラスという商品です。

 
元がこちらです。

 
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元のサッシ枠の上に新たな枠を設け、そこに窓を入れます。

 
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枠材の中にも断熱材が入るので枠が大きくなるのです。

 
ガラスはこんなに分厚くなりました。空気層も入れて約2センチもあるんですよ。

 
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枠が大きくなるので、枠にこのような取手がつくのもリプラスの特徴です。

 
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元がこれなのですが、こんなふうにガバッとした大きな枠で収まります。

 
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枠が大きくなるので、小さい窓では下のような感じになります。

お客様からは「窓がえらい小さくなったなぁ」と言われました。

私もここまで(小さくなる)とは思っていませんでしたので、最初にその説明ができないと、トラブルに発展すると感じました。

 
施工前 洗面室です。

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施工後

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このような枠材を使用するので補助金が出るのですが、この枠は、大きな窓でも小さな窓でも同じ幅。

ということは、小さい窓では開口部が小さくなるのは必然ですが、説明は必要だと思います。

 
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断熱性の高い枠を使用した今回の補助金対象のような窓は、工場で先に作ってきます。

昔みたいなサッシのアルミ枠は現場で少々加工ができましたが、リプラスなどの商品はこのように仕上げてきたものを設置します。

 
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リプラスはアルミと樹脂の複合サッシなのですが、こんなふうに形成されています。

 
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こちらが内側に来る方で樹脂枠です。

 
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この黒い方が外側、アルミなんですよ。

 
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熱伝導率の低い樹脂を内側にすることで、断熱性を上げています。

 
ちなみにアルミは熱伝導率がめちゃくちゃ高いのです。鍋にアルミが使われているのはその特性からですよね。

 
 
こちらは台所です。ここもカバー工法でリプラスです。

 
施工前

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施工後

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その他のいくつかの窓の施工後の写真です。

ところで、窓の写真はこんなふうになることはザラです。

 
逆光です。

 
こんな写真でも補助金は通るんですが、審査機関の方はどんなふうに思って写真を確認しているのかなぁと以前から気になっています。興味深いところです。

 
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窓の改修、現場ではこうやって進めています。

 
 
 
今回のこちらの現場において、先進的窓リノベ事業の補助金は昨日土曜日に受理されましたが、補助金額は約60万円となりました。

 
お客様からは「次の冬にどれくらい(体感が)変わっているやろなぁ。楽しみや」と仰っていただきました。

 
高い窓を買っていただきましたので、やって良かったと感じていただけたら嬉しいです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 15:23

2023年05月14日

先進的窓リノベ事業の補助金はこれからこうなる

先進的窓リノベ事業の補助金、リフォーム業界では、もう間に合わないとか、今から受け付けたら補助金がもらえないとか、さまざまな憶測、意見が乱れ飛んでいます。

 
私の今日時点での見解はこうです。

 
先進的窓リノベ事業、予算が1000億、実質今年の2月くらいから始まった大型補助金ですが、窓リフォームの潜在ニーズを一気に顕在化しました。

 
顕在化されたのはエンドユーザーだけでなく、我々売り手も同様でした。

 
事実ここまで反響があるなんて考えなかった。というのがスタンダードな人の現場の感想ではないでしょうか。

 
オレンジナイトでは、窓に注力して1月から販促したところ、これが予想以上のヒットとなりました。

補助金などの世の中のながれの力を大きく感じたわけではあります。

 
そんな私が今日現在思っていること。

 
 
それは「この補助金はそこまで早々には無くならない」です。

 
 
確かに内窓は納期が3ヶ月で、なかなか入荷日もメーカーから示してもらえない状況となっています。

 
今日受注し、発注しても8月の工事となるわけです。

環境省のホームページから、1日に1%の予算が消化されていると言われていますし、事実現在はそうなので、誰が計算しても3ヶ月後にはお金は無くなっていることになります。

 
なので、今から受注したら危険だと先月、早いところでは3月末で、各社窓の補助金を狙った工事の受注停止に舵を切ったということです。

 
普通に考えたらそうでしょう。

工事をして、補助金が出なかったら施主様に必ず「補助金を当てにして工事をした。その分払ってよ。もしくは差し引いてね」と言われます。

 
絶対に補助金が出ると話をしての工事契約ならそう言われても仕方がないでしょう。

それがリスクなので受付をやめる。企業としてはそれも選択肢の1つでしょう。

 
 
ここから先は勘です。直感。

 
予算はこのペースでは無くなりません。

 
現在申請がラッシュしていると思いますが、それももうすぐ佳境を迎えます。

 
来月くらいからは1日1%の予算の消化は鈍化され、減りが鈍くなります。

 
なぜなら受注の絶対数が極端に減っているからです。

 
これは現場の最前線にいるから、そして広告を作っており、反響を毎日感じており、当然サッシ屋さんやメーカーから情報を得ているからくる勘です。

 
 
また、オレンジナイトでは、次のチラシには窓は載せていません。いや、載せないことにしました。

 
なぜなら風が止んだからです。

 
「窓をリフォームしたら補助金が出る。それもすごい額が」の風が止んだからです。

 
止んだからこそ、今から受注しても間に合いますが、風がないので、受注に注力する方が労力がかかるのでやめるのです。

 
そして、夏くらいからまた窓、やろうと思っています。

 
 
予算は消化されないと来年度はお金を回してもらえません。

 
夏くらいにメーカーを始めとして、みんなそれを感じ、予算の消化のために「まだ間に合うから窓を売ろう」と再度風を起こします。

 
その時にまたやろうと思っています。おそらくその時にもまだ40%くらいの予算が残っているというのが私の見立てです。

 
今回の予算、その40%の予算はそれこそ早いもの勝ちとなるでしょうし、バタバタバタと消え失せるでしょう。それが秋です。秋祭りくらいから晩秋です。

 
 
さて、どうなることやら。戦は戦略、戦術がほぼでしょう。でも、運とか勘がないと勝てません。

 
結果がそれを教えてくれると思いますし、興味深いと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 13:08
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