2013年11月27日

瞬間の重要性

営業でもなんでも同じだと思うんですが、仕事をしていくうえでプラスの反応を相手から得るためには「瞬間」にこだわらなければならないと思っています。

当たり前に大切な第一印象よりまだその前の、例えば会った瞬間、いや、接した瞬間と言ったほうが適切な表現のような気がします。

一瞬の間合いで勝負が決することって往々にあります。

僕はそこに力を入れずに、第一印象そしてその後に力を入れるのはすごく労力のいることだと考えています。


例えばお客様から「チラシを見たんだけど…」といただくお電話ですが、この「チラシを見たんだけど」と仰っている瞬間は心の中で他社にも一度聞いてみようと思われているかもわかりません。

そこにうちの受付が笑顔でとても感じの良い電話の取り方をしたらどうでしょう、その瞬間お客様は心の中で「おー、優しい感じの人だな、こんな人が受付なら会社自体も信頼できそうだ」とオレンジナイトに任せてみようと思ってくれるかもわかりません。

受話器を取った瞬間の「お電話ありがとうございます…」で言わばお客様の心を制することができます。

ここを何も考えずに電話を取り、その次の複雑なご質問に相応な返答をしても「他社との比較の消滅の確率」は前者ほど大きくないんです。


お客様宅に伺って挨拶をするまえのドアを開けた瞬間の目の輝きにどれくらいのうちの営業がこだわっているのか一度聞いてみたいです。

お客様が大切なお住まいのReformを任せる会社を決定するのは価格だけではありません。
価格はもちろんその要因の一つですが、物を販売してハイサヨナラではないサービスを提供している会社とは、やはり工事中担当ないし会社全体との波長が会う会わないも重要な選択肢の一つです。

そこを僕はもっともっと研究したいと思いますし、探求してほしいです。


野生の動物の世界、例えばライオンどうしが戦うときなどはおそらく対面した瞬間に勝つか負けるかはお互いに分かるはずです。

それが本能というものでしょうし、十中八九負けるような相手に飛びかかっていくようなライオンはボスにはなれないでしょう。

人間も動物ですから、見るや聞くの、そのちょっと前の「感じる」というところでお互いにいろんな影響を受けているはずです。

髪型、顔の表情、口調、臭いや服装、持ち物などで瞬間に制することができるか。

制すると言ったら語弊があれば、相手の心を自分色のきれいな花で埋める。

手の動き、爪、そして毎日の服装。

毎日の服装など瞬間の連続であり、ネクタイをきちんとしている、会議の場やTPOに応じた服装を面倒くさがらずにしているかなどでその連続が印象となり固定化してしまいます。

印象が固定化してしまうとそれはもうなかなか覆りませんから人間関係を決定化してしまいます。そうなると終了です。

おそらくうちの社員や関係者で僕のネクタイがゆるんでいたり、カッターやズボンがヨレヨレになっているのを想像できる人はいないと思います。

ネクタイは会った瞬間に目に入る。ネクタイをゆるめるとすごくラフな感じがしますし、ピシッとしていると正装感がでます。

ネクタイをゆるめるということはカッターの首がきついんです。

いついかなる時もネクタイをきちっとしてその瞬間の連続に勝利したければカッターをオーダーすれば良いのです。

お客様に良い印象を持っていただくためなら非常に安い投資ですし、僕は27、28歳から全てそうしています。

ちょっと良い既製品のカッターだと5千円以上しますが、生地の質を並くらいで首回りや袖やウエストを測ってもらいオーダーのカッターシャツを作っても6千いくらでできましたし、していました。

オシャレなボタンやライン、そして模様などはなく真っ白ですが、かえって真っ白のカッターの方が清潔感がありこれまた印象が良い。

以来僕はこの安い投資で「いつもネクタイをぴっちりしている魚住君」という印象を勝ち得ています。


「瞬間」で相手の次の一手は変わっている。これを良い反応にさせたのも自分、悪くさせたのも自分、ここにこだわると勝負が早くなり勝ちが多くなるのではないかとケースバイケースはあるでしょうが思っています。

パーンと出会う、接するその瞬間、大切ですよね。


posted by orangeknight at 13:28
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