社長の日記「つみかさね」

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2014年03月21日

本腰を入れる

「営業という仕事は大変なしごとである」とは今は全く思いませんが、少なくとも営業という職について半年一年くらいは切実にそう想い考えました。

ルートの営業と違い新規のお客様を一軒一軒まわっていく営業が僕の原点です。

今となれば何とも思いませんが、最初の頃は「けっこうです」「いらん!」「しつこいぞ!」「知り合いがいる」果ては「だまされないぞ」までいろんな言葉に自信を無くし、ご多分にもれず自分にやっていけるものかと悩んだものです。

まるで自分だけが世間から取り残されているかのようにも考え、まるで自分だけが精一杯頑張っているかのように錯覚し、完全に自責の念など当時の自分にはなかった。

やっているのにと勘違いしていた自分。逃げれば楽になると考えた自分がいました。


なぜこの話かと言いますと、昨日ある二代目社長と話をする機会があったんですがまた学びがありました。

いろんな話をした中の一つに、営業の世界での新入社員はどこの会社でも続きにくいものだという話がありました。

たしかに、うちの会社でも早期に自分には無理だと見きりをつけてしまう人がいる。

その人の会社でも同様だと言う。

一致した意見が「もったいない」ということです。

どこの世界も最初からうまくいくはずがなく壁にぶち当たる。

「隣の芝生は青く見える」とはよく言ったもので、困難にぶち当たったときよそには楽園があるように見える。自分だけが大変な想いをしているような錯覚に落ち入り、可能性をわからずにやめていくのかなという自分の経験も踏まえた話をしました。

「石の上にも三年」最近はあまりそんな言葉聞きませんが、ようやくその仕事の本質がわかるようになるまではそのくらいはかかります。

辞めるならそれからでも遅くはないのに、本当にもったいない。どうせ辞めるなら、社長が嫌いだという理由のほうが本人にとって良いですねといって笑いました。


そして、確かにと感じたことなんですがその方が仰っていました。

「僕らはよく二代目とかボンボンとか言われる。しかし、うちでも創業したのは親父で、親父はすごいとは思っていますが、僕ら二代目もそこそこ売っている。それはなんでかわかりますか?」

「なんでですか」と僕が聞きました。

するとこう言われました。「僕らは選べないんですよ。やらなしょうがない。やらないと潰れてしまうから本気でやります。センスやなんやいろいろあると思いますが、ようはフワフワしたものがないのと、背水の陣ということでしょうね」と笑っていました。

その通りだと思いました。僕もそうだった。できるかどうかと悩んでいる間は売れなかった。しかし、もうあれこれ考えるのはやめよう、とにかく一年間どっぷりこの世界につかってがむしゃらにやろうと決意してから契約がとれるようになってきた。

神様はみているんですよね。本腰を入れたかどうかを。

本腰を入れた人間だけが見えてくる世界はこの世の中にたくさんあり、それは得てして共通しているのかなとも考えます。


「僕らは選べないんですよ。やらなしょうがない。」普通の言葉ですがかっこいい言葉だと感じました。


posted by orangeknight at 15:23

2014年03月20日

総務課とはどのようなポジション!?

オレンジナイトの各部署の名称変更の話は前に書かせていただきました。

4月からスタートしたいので現在最後の詰めに入っています。

繰り返しになりますが、そもそもこの名称変更は、その部署に所属する人の存在意義、アイデンティティを明確にしたいというのが狙いです。

存在意義がきちんと理解できればおのずと彼ら彼女らの仕事が変わってくるはず。

「営業課」という名称では営業をすることが彼ら彼女らの存在意義として捉えられてしまう。

営業マンは仕事をとってきてなんぼなのでありますが、それだけではいけません。そこから先がスタートであり、仕事はとれて当たり前、その先のお客様の喜びを求める存在になってほしいというのが想いです。


まだそれぞれの名称は決定していませんが、今日は「総務課」について。

僕の認識では総務課というものは会社の中心、基礎、全てを把握しうる存在で、なくてはならない部署の一つだというものなんですが、これとは異なったイメージを持つ人は多いです。

本人たちもそこまでの重要なポジションだと感じていない場合もあると思うんですが、会社は総務課がしっかりしていないと成長できません。

会社の顔として華やかな営業部門や企画部門とは違い、いわゆる地味な部署かもわかりませんが、城を建てようと考えていますので基礎、石垣がバシッと決まらなければいくら立派な建物も崩れてきますし、そもそも重み(組織も同じ)に耐えられないので建物を建てようとしても崩れて崩れて前には進みません。

僕は一切「事務員」という言葉を使いませんがこれもその考えによるもので、事務仕事だけをこなせばよいと考えるような意識の人は必要ないですし、総務課というのは元来が補助ではなく基礎なのだというのが僕の見解です。

若い女の子が多い部署だとは思いますが、仕事に対する意識や責任感に男女や年齢の差は全くありません。

ことオレンジナイトに関していえば各店舗のスタッフも含め女子は非常に優秀だと感じています。

総務課に関しても今回の名称変更でなお一層意識が変わるであろうと期待しています。

名前の持つ力ってすごいものですね。











posted by orangeknight at 14:20

2014年03月19日

ピザーラの横にドミノ・ピザ

姫路の飾磨のドミノ・ピザがオープンしたようです。

もっとも、その真横には元々ピザーラがありました。

ドミノ・ピザはわざと真横に開業したんですね、これって最高ですね。

写真 のコピー 3.JPG

僕がピザーラのオーナーなら素直に喜びます。だって売上アップのチャンスです。


僕が先月からこの店舗にドミノ・ピザが入ることを知っていたくらいですからピザーラの飾磨店さんはご存知だったはず。

ここ数日は汚れた外壁をピカピカに塗り直し、看板を新しく大きな物に変えています。

僕は大学中に約二年アルバイト、卒業後一年店長としてピザ屋さんでお世話になりました。

ピザ屋さんというものはアルバイトが主力で今思えば彼ら彼女らの教育とやる気で売上は「簡単に」上がるであろうし、下がるであろう業態だったと感じます。

アルバイトが主力というのがキーワードで、ようはベクトルが揃いにくい反面、若いので揃えることは可能であるし、バイタリティがあるんです。

外から近年のピザーラの飾磨さんを見るに汚い店舗であったと思います。

しかし、これは宅配業界のいわば普通、イートインが無い店はまるで厨房は発展途上国のようですし、やはりそれに伴い普通は年々売上げが下がる。

なので投資も控えるので悪循環です。

今回、ピザーラは改装して新しい店のように変身しています。

むろん本部の応援もあるでしょうし、スーパーバイザーはしばらくは入り浸るでしょうから嫌でも盛り上がります。

昔聞いた話ですが、たしかピザーラの創業者はドミノ・ピザに加盟しようとしたら断られて、それならと自分でピザ屋さんを創業したらしいです。今では業界一位、すごいですよね。

資本主義ですから勝つか負けるかです。しかし、それとともに相乗効果ということもあると思います。

ラーメン屋さんや居酒屋さんが集落を作るのは一店舗では集客力が低いが、店舗数が増えれば必然と集客力が上がるためです。

僕がピザの宅配をしていた頃よくありました。それはどういうことかと言いますと、当時の僕がいた店とよそのピザ屋さんを同時に注文する方ってけっこうおられるんです。

どちらが早いかというのも興味のあるところでしょうし、いろんな味を食べたい、比べたいというのがあるんだと思います。

ピザーラは今までピザに興味がなかった人や眠ってしまっていた顧客をファンにするチャンスだと思うのです。

ドミノ・ピザはオープンなので流行るでしょうが、ピザーラはチャンスです。

もう僕がピザーラのオーナーならワクワクします。


他人事みたいで恐縮ですが、同じ商売人として辛さも理解できます。

負ければ無一文ですから。でも、それも分かったうえでどちらにも頑張ってほしいなと思います。

どちらもが良くなればいいですね。僕もピザが大好きなのでまたどちらにも買いにいこうと思います。

テイクアウト派なので。










posted by orangeknight at 15:03
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