この夏、一番観客が入っていましたよ。これからお盆にかけて満員ですね。


まず、なんと言っても智弁和歌山が負けてしまった。
試合後、あまりの脱力でしばらく放心状態となりました。
負けて泣いているんですから、入っているんでしょう。と、自分自身を客観視します。まわりに悟られないよう、汗をぬぐうみたいに顔を拭きまくりました。
最後のバッター、9回裏、満塁で背番号7番の奥君でしたね。
この子、1年から試合に出ていました。
才能あるんだなぁと、眺めていて感じた子でした。詳しくは知りませんけど、これで卒業なんですね。3年間ありがとうと思いました。
全然関係のない私のような他人に、そんな感謝のパワーを与えてくれていること自体すごいことです。
これからもますますいろんなことに頑張っていってほしい。

あと、東洋ですね。姫路の人は東洋と言います。
たくさん直に試合を観ていますから、ちょっと素人ながらに分かるものがあります。
今年の東洋大姫路は優勝するんではないでしょうか。
夕方の横浜を観ていないのであれですが、他チームと比べ、ワンランク上です。
何が、と言われたら、メンバーのみんながみんな、甲子園に出てる子たちの平均値を上回っています。
野球偏差値が高いという表現が適切かな。
優勝してほしいなぁ。
姫路の誇りです。

あと、対戦相手の済美のエースの子、滋賀の子らしいです。2018年の済美対星稜の、大会史上初の延長サヨナラ満塁逆転ホームランを観て、済美で野球がしたいと思って進学したそうです。
試合中、ラジオで聴きました。
そうなんやなぁと。
何か感慨深い。
実は私もなんです。私が夏の甲子園に毎日通うようになったのも、甲子園でその試合を観たからでした。
そんな試合とまためぐり会いたい。あの時はたまたま出会えたが、次はそんなラッキーはいただけないと思う。なので出来る限り全部を観ています。
忘れもしない。ネット裏のやや一塁側で観ていた試合でした。
逆転逆転ですごい攻防でした。
打った瞬間、角度から入ったと思いました。
カキーンという高音が響き、2秒くらいの静寂の後の、あの球場全体の唸るようなオーーーっという声。
鳥肌が立ちました。
感動したし、いまだに私にとっても夏の甲子園の最高のゲームの1つです。
サヨナラの試合後、前の星稜の山下監督がなんとも言えない表情で、すぐ前の席から帰って行ったのが懐かしい。
そんな試合を同じく観た子が、今そのチームのエースなんだと思ったら、何か仲間というか、同じもので心震わせた仲というか。勝手に。
午後途中から、溜まったチェック等の仕事を猛烈にやってきました。
これで明日また会社が前に進むな。盆明け、より良いスタートがきれるだろう。
私もまだまだ甲子園に進む。
