2013年09月05日

のぼりのならべ方

僕は販促にはこだわりをたくさん持っています。

これはまだサラリーマン時代に営業をしていた頃に、戦術なく営業活動をするのと、ずーっと考え、ひらめきでよいので戦術をもってあれこれやっているのとでは結果が明らかに異なることを体験し、そこに何か法則性みたいなものがみえてきたのがきっかけです。

よく言われますが、うちにはコンサルも入っていませんし、僕が何かをしているわけでもなく、以前からの独学のみでやっています。

ただ、同じことをするにしても「やり方」一つで結果には歴然たる差が生まれる。これって考えれば考えるほど楽しいことではないでしょうか。

「これぞ営業の醍醐味ですよ!」と会社でみんなにいつも言っています。


話は戻って、例えばPOPとして使っている「のぼり」ですが今日新しい物に入れ替えました。

倉庫や廃材置き場などにものぼりを立てているんですが、仕上がりを見にいくと残念でした(苦笑)。

何人かには教えているんですが、もっと僕がこまかく言わないといけないと思いました。

まず、倉庫です。

見に行ったときはこれです。

写真 のコピー.JPG

そして、位置を入れ替えてみました。これです。

写真 のコピー 3.JPG

どうですか?


次に廃材置き場です。最初がこれです。

写真 のコピー 5.JPG

直したのがこれです。

写真 のコピー 6.JPG

違いに気付いていただけましたか?

のぼりが2種類ありまして、どちらにも共通していたのが「バランス」の良さなんです。

多分、2カ所別の者がやったはずなんですが、何も考えずに立てたか(これは違うことを祈ります)、バランスを考えたんではと思います。

僕が考える正解はどちらも並べ直した方でして、バランスより連続性重視です。

2種類が交互に並んだ10本ののぼりと、こちらとではインパクトが違うはずです。

写真.JPG

まず、のぼりは目を引かないと意味がありません。

ただの飾りではありませんから読んでほしい。

読んでもらうには車で通る方々が1秒もないくらいの間で一目で「視る」ことイコール読むくらいの内容でないと絵になってしまいます。

それを完遂するためにはまずインパクトが必要なのです。

戦国時代、武士はのぼりを掲げて戦をしていました。同じのぼりを掲げた兵が100人迫ってくるのと、さまざまなのぼりを掲げた兵が同じ数くるのとではインパクトが違います。

小学生の時、国語の本に「スイミー」というのがありました。たしか小さい魚が大きい魚の形に魚群を組んで泳ぐ話。あれからも得るものがありました。

そして何と言っても回転寿司です。

回転寿司はオーダーした商品は番号の書いた皿に乗ってきたりしますが、フリーの握りは同じ種類のものが連続でまわってきていませんか?

僕は学生のときある回転寿司屋さんにアルバイトに行っていましたが、当時のそこではそれはタブーでした。

同じネタを握ったらあちこちに分散してレーンに流す。

エビの後ろにはタイ、そしてハマチ、タコ、蒸し穴子、エンガワのように。

しかし、大手は違っています。

マグロ、マグロ、マグロ、マグロ、マグロ、マグロー!です。

それはいわば「マグロが来ましたよー!!!!!」と客である僕に主張しているように感じます。

これがセオリーだと思いましたし、思っています。

販促の絶対原則は「繰り返すこと」「重ねる、かぶせる」そして「数」だと考えています。

そのようなことから、僕はのぼりは連続させたいです。

お客様に例えば今回の弊社ののぼり「職人技」を強調しようと思ったら、のぼりも職人技、職人技、職人技、職人技、職人技、職人技とするのが良いと考えます。


せっかくするんですから、効果のでるやり方って考えれば考えるほどあると思うんです。

持論なんでマーケティングの世界で正しいかどうかは分かりませんが、僕はそう思っています。












posted by orangeknight at 13:41
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