では、カバー工法続きを電車のなかで。
屋根の工事、まずは足場を組んでいきます。

そして高圧洗浄です。



長年の汚れは雨にながされながらと言えどやはり溜まっています。
既存の屋根はもうこれ以降は表舞台にはたたないわけですから、下地材としてまだまだ活躍してもらえるようしっかり洗浄いたします。
そして、それを確実に乾燥させてから屋根にかかります。




屋根の棟の板金と下地を撤去し、写真のようなシートを全面に貼ります。
これがルーフィングというものです。
屋根のカバー工法においては、このような片面が粘着質になっており、伸び縮みする弾力性のあるアスファルトルーフィングを貼るのがうちの通常の施工です。
伸び縮みは重要で、仮にそれが少し穴があいたとしても力がそこに集まり水が漏れるのを防ぐ役割があるんですね。
と、以前屋根屋さんの親方に教えてもらいました。
確かに。




そうやって全面を覆ってから屋根材を葺いていきます。

屋根は瓦でもなんでも原則下側を葺いて、それに被せてすぐ上へ、またすぐ上への繰り返しです。




そうやってまずは大まかなところ全体を葺いていき、そのあとで下屋根や細かいパーツを仕上げていくんですね。
職人の仕事の質はとくにここからで差がつきますね。






だいたいこちらの現場で工期は1週間です。
このような感じで完成です。
屋根の上で見えないところでありますから、写真でご覧いただきますと安心していただけます。
逆の立場なら見たいですからね。
美しく仕上がりました。ありがとうございました。






もうすぐ明石、間に合いました。
週末やりきります。