社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2013年11月23日

勤労感謝!?の日

今日は祝日、車で走っていてもやはり平日よりゆっくりと世間が流れているような気がします。

小春日和とはこういう日のことを言うんでしょうね。

そんななかでラジオから聞こえてくる言葉に毎年のことながらがっかりします。

「今日は勤労感謝の日ですね、働いていることに感謝し…」と出演者が言っていました。

そもそも、勤労感謝の日というのは働いていることに感謝する日なんでしょうか?働けていることに感謝するんでしょうか、はたまた働いてくれている親に感謝する為の日なのでしょうか?

僕はそんな感謝は毎日するもんだと思っています。

働いてくれている親に感謝するのは当たり前で、あえてそんな日をもうけるなら父の日や母の日があります。

祝日を言葉だけでとらえ、単語を分解して「勤労に感謝する日です」ととらえていてはあまりにもGHQの政策通りではありませんかと思うのです。


元来11月23日というのは新嘗祭という宮中祭祀が行われる日で、これは天皇のまつり事の中でもかなり重要なもので、その年にとれた穀物(新穀と言います)を神様にお供えし、天皇自らも食してその年の収穫に感謝するという祭祀です。

これを戦後すぐにGHQが「そんな宗教色の強い、また天皇がクローズアップされるような祝日は名前を変えてしまったらいい、そうだ勤労感謝でいいんではないか」と考え、現在に至っているのです。

戦後GHQが再び日本が軍国主義になってはいけないと考えるのはごく自然なことで、そこはやはり敗れた国ですから受け入れないとしょうがないと思いますが、戦後何十年もたってその本来の姿さえ国民の意識から失われてしまっているのはさみしい気がします。

毎年この寒い時期に、ご高齢の天皇陛下が真夜中に白衣で何時間も正座しこの祭祀をとりおこなってくださっている。

今年食べ物が収穫できたことに感謝し、国民の代表として神様とともに新穀を召し上がる。

そして、来年の五穀豊穣といつもだと思いますが我々国民の幸せを祈ってくださっている。

僕らはもっとそれを知らないといけませんし、普通に今この瞬間この白いご飯を食べる事ができていることにももっと感謝しければいけないと感じますし、何よりその自然に対するまつり事を尊ぶような価値観をもっともたなければいけないのではと思うのです。

僕を筆頭にですが、あたかも自分の力だけでご飯が食べれていると考えるのは改めないといけませんし、もっと意識を変えなければいけません。

この1億2000万人の日本国民の中で、お一人の特別な存在が万世一系日々祈ってくだっているということも理解しないといけませんし、求めてばかりいるんではなく、感謝しなければいけないとまた考えなおすきっかけにもなる日だと思います。


自然が食べ物を与えてくれるってよくよく考えたら深いし感謝の一言につきます。

そして天皇陛下にもお寒いなか僕らのために心からありがたいなぁと思いますし、ご無理だけなさらぬようにと思います。




posted by orangeknight at 14:57
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