社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2018年09月16日

我々が名刺をお渡しする相手はご主人だけで良いのか

お客様のおうちを訪問したとき、その家庭の中で誰が一番力を持っているのかは瞬時にはわかりません。

 
それなのになぜ我々営業マンは男性の方に名刺を渡すのか。

 
まぁ、それは深い意味はなく慣習なのでしょうが、私は今どちらにも渡しています。ご主人にも、奥様にも。

 
おじいさまがおられたらその方にも、おばあさまにも渡しています。よく「私は関係ないから」と拒まれますが。

 
しかし、悪い反応ではないのです。

 
ふと思ったんです。数ヶ月前に。会社やお店に行くことが増えたもので。

 
会社ならトップにも、その下にも、その場にいたらペーペーにも名刺を渡すし、渡してもらう。それなのになぜ家庭となるとご主人だけなのか。

 
考えれば考えるほど疑問になってきて、結論が出ないので大人全員に渡しています。

 
家庭の場合「さっきもらったから」とか「一枚で良いですよ」とも言われますが、私は自分の中でまだ分析中ではありますが、その行為は正解なのではと考えてきています。

 
やはりおうちの方皆様に名前を名乗り、よろしくお願いしますと一礼するのが丁寧であると思いますし、おうちの中で主権者は男性とは決まっていない。

 
 
今日もテレビでありますが、サザエさんのおうちをリフォームするとなり訪問したら、あなたは誰に名刺を渡しますか。

 
おそらく一番多い答えは波平さんですよね。しかし、あのおうちのキッチンやお風呂のリフォームを提案するとなると、当然フネさんの意見をヒアリングする必要があり、彼女に喜んでいただかないと契約はとれない。

 
では、最初にフネさんにも「よろしくお願いします」とご挨拶するのが筋であると思うのです。

 
お金はおそらく波平さんとフネさんが出されるでありましょう。しかし、サザエさんにも嫌われたら話は前に進みません。

 
サザエさんがひと言「母さん、私あの担当の人何か苦手なの〜」と言ったら、フネさんは「まぁ、そんなこと言うもんじゃありませんよ」とたしなめるでしょうが、サザエさんが「でも〜」とそれを繰り返すとプレゼンはダメになる。

 
では、サザエさんにもきちんと最初にご挨拶が必要であるとなる。

 
マスオさんはどうでしょう。おそらくマスオさんはキッチンやお風呂の仕様や色は「お父さんとお母さんの好きなようにしてください」と言います。

そして夜に自分たちの部屋で「サザエ、僕たちもいつも使わせてもらうんだから、いくらか費用を出させてもらおうよ」と言うでしょう。

 
では波平さんも「マスオ君、ショールームに一緒に行こうか」となり、「お供しまーす」と結局カツオやワカメやタラちゃんなど勢揃いで行くことが想定される。

 
それがスタンダードな展開であるから、やはり名刺は最初にそこにおられる全員に渡すのが正解なのではと考えています。

 
ただ、もう少し深く考え、その結論に至ったら会社としてそうしたいなとも思っています。

 
 
波平さんは一番の権力者ですが、マスオさんの意見に反対したことが無い。まぁ、マスオさんは波平さんに反論もしませんが。フネさんはいつも一歩下がって存在していますが、フネさんがダメと言ったら波平さんは分かったと言うでしょう。

 
これは良い家庭の例ではありますが、傀儡政権の家庭も多々あります。

名刺を家庭では男性に渡すという文化はどういうものなのか。まだ少し実体験で実験中なのであります。

 
営業スタイルも日々変化と進化だと思っている一環です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 18:17

2018年09月16日

昨今のパワハラ問題に関し

昨今パワハラという言葉をマスコミが好きなようでやたらと取り上げられます。

 
しかし、全部を同じように論じることはやめるべきです。

 
そもそもパワハラというものの定義はセクハラと違い、本人が「パワハラです」と訴えて通るものではない。

 
その現場の周りにいる人々や、それを見聞きした人たちの大半が「それはパワハラだ」と思えばパワハラであり、「それはパワハラとは思えないなぁ」と感じれば、いくら当事者が「パワハラを受けた」と言っても認定されないものなのです。

 
しかし、今のパワハラ報道は一般大衆のパワハラ認定の基準を下げることに一役買ってしまう気がします。

そんなことまでがパワハラかと、近い将来思うことになってしまうのではと危惧するのであります。

 
誰かパワハラだと報道で訴えられた人が「そんなものパワハラではないわ、バカモンっ」と堂々と言えばいいのにと思うのは私だけでしょうか。

 
 
そもそも現代社会は過保護にそして単純にパワハラは悪だと叫びますが、世の中パワハラだらけです。

 
 
既存のローソンの目の前にセブンイレブンが出店し、半年後ローソンは撤退する。これもパワハラでは。

 
いやいや、ローソンは他でセブンイレブンに対し逆のこともしているからと思われるかもわかりませんが、潰れたローソンのオーナーにとっては他のローソンがやり返そうが関係の無い事であり、パワハラを受けたと感じてもよいのかもしれません。マスコミがパワハラにしたければ。

 
日本が米国に核兵器を持たないようにと言われているのはパワハラでは。持ちたいのに。持って一流の独立国になりたいのに。

 
それは、レクサスLSに乗る社長が、部長にクラウン以上の車には乗らないようにと言っているのと同じではないですか。

部長はレクサスのグリルがカッコイイと思っていて、中古でも良いから持ちたいと思っているのに。

 
ロシアのプーチン大統領が先日急に一方的に「日本と前提条件なしで平和条約を結んでもいい」と言ったのはパワハラでは。

 
私は非常に腹が立ちましたが、その場で「無礼な、何をいうか!」と嚙み付けないのもロシアにパワーがあるからでしょう。

 
組織の中にいると近視眼的になり、報道の影響もありあれもパワハラ、これもパワハラという流れですが、そもそも人間社会はそういうものです。

 
会社をしていても他の組織から圧力は当然かかります。そんなとき、他社からパワハラをされていますと言っても通用しないでしょう。

 
なんでもかんでもパワハラパワハラという世の中にしてはいけないです。人と人の関係が表面上のものとなる。本気で接するからいきすぎも起こるのかもしれない。

 
他の国、他の組織相手では通用しないパワハラという問題は、そんなにピックアップすることでは無いと思います。

 
それよりも、いじめとか、ネットでのウソの情報や匿名での誹謗中傷を子供達のために根絶してほしい。子供達の心がいらないところで傷つかないような社会にすべきですし、また、子供達が大人になり外部からの圧力、パワーを跳ね返せるだけの強い心を育む教育に力を入れるべきである。過保護と教育は違うし、いじめとパワハラは別物であります。

 
 
狭い範囲でパワハラパワハラと騒いでいたら、いざというとき一発でやられてしまいます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 12:04
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