社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」
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2018年10月17日

自分は良い目にあいたい

 
 
人って不思議なもので、自分が便宜を図ってもらったら喜び、他人がそれを受けていたら批判する。

 
大学に自分が裏口から入れてもらったらありがとうと言い、他人のそれを見つけると不正だと弾劾する。

 
みんな国会議員や県会、市会議員と親しくなりたいと思うのは自分が良い目にあいたいからであり、首長の選挙などに群がる支持者のほとんどが何かを私にしてと思っている。

 
確かに力のある人と親しくて損はない。

 
市営住宅に入るにはどうやったら良いのか、老人ホームにはどうやったら入れるのかを考えるとき、誰か力のある人はいないものかと普通は脳裏をよぎる。

ガンになったら名医に切ってほしいと思う。多忙だろうと自分のオペはしてほしいと思う。

 
何かお願いごとをされ、公務員でなければ札束を手に握らされたら多くの人が一回は断るが、二回どうぞと言われたら受け取る。

 
自分は受け取るのに、他人のそれを見つけると鬼の首を獲ったように叩く。

 
人はなぜ自分には甘く、他人には厳しいのでありましょう。

 
もちろんそうでない方も多くいます。しかし、普通はそんなことはない。私もそんなところがある。

 
みんな自分は良い目にあいたい。人より優れた待遇を受けたい。そういう風に思うし、考える。

 
そういうものであると終わらせてはいけないとは思うのですが、そういうものなのだとつくづく思うのであります。

 
俗なのでしょうね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 00:17
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