社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2025年10月28日

デザインとブランド力

おはようございます、ますます寒い。そうそう、日本人はこんなふうに寒いや暑いなど、季節のことを日常会話として話しますよね。「こんにちは、暑いですね〜!」って。

 
ベトナム人のそれは「おう、どこ行くの?」なんだそうですよ。

 
それの返答はなんでも良いんです。

別にどこに行くか知りたいわけではなく、挨拶なので。

日本人が暑いですね〜って言ったとき、その感想を求めてないのと同じニュアンスだそうです。

 
おもしろいですよね。

 
 
 
さて、ベトナムで、いくつも刺さったなかの1つに、デザインが一番、そしてブランド力というのがあります。

 
日本人って、実用性、使いやすいかを選別の判断基準にしますが、ベトナムでは、デザインが素晴らしいという概念が最上級に来るそうです。

 
ご覧ください。この水栓。

 
IMG_1406

 
私はめちゃくちゃかっこいいと感じました。その次に頭によぎったのは高いんだろうなぁですが、日本では見たことがない手洗い、そして蛇口ですよね。

 
IMG_1408

 
 
どこを水と湯が流れてくるんだとすら思ってしまうくらい薄い、この2つに分かれている水栓の本体部分。

 
日本人が作るとしたら、まずそもそもその段階で「無理やって」と否定的な意見が出て終わりそうな奇抜なデザイン。

 
でも、デザインを何よりも一番に求めたらこんなものも出来る。

 
こういう感覚を感じるためには、海外に行くことは必須です。

 
 
また、ここではLIXILはINAXというブランド名だけではなく、こういうハイクラスな商品はGROHE(グローエ)ブランドで展開されています。

グローエというのは、LIXILが約10年前に買収したドイツの住宅設備機器メーカーです。

 
LIXILの駐在員の方が言っていました。

 
「日本はいくら頑張ってもヨーロッパのブランド力には勝てないと。なので、ドイツのGROHE(グローエ)で展開している」と。

 
確かに、いくつかの周辺の国に行って感じます。

アジアでは日本ブランドは通用しても、でもそのアジアの国々も、心の中ではヨーロッパに憧れている。

 
日本国内やアジアにおいて、ブランド力がLIXILより上のTOTOでさえ、ヨーロッパで商品を展開していく上ではGROHEには遠く及ばないっていうのは、まさに商売をしていくうえで、理解しておかないといけない、非常に重要なポイントだと思います。

 
車もブランド品も時計なんかもみんな同じ。

日本も同じでヨーロッパを最上級に想っている。

ヒントになるところですね。

 
 
そんな、デザインとブランド力っていうコトを、心に刻めただけで、すんごいお金をもらった感じがします。儲かったとさえ想ってしまう。

 
 
そんな想いで月末やりきりますし、そこを商売に活用する意外ない。

 
 
IMG_1428

 
IMG_1411

 
IMG_1427

 
IMG_1425

 
IMG_1405

 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 07:43
ページトップ