
新幹線、そしてバスでの移動でした。
私はどちらも3回目です。ただ、毎回内容が異なりますし、午後からのINAXライブミュージアムは今年の4月に「トイレの文化館」という日本のトイレの進化、精神を展示された施設がOPENしたことで特に楽しみにしていました。






工場でトイレの製造過程、また商品知識をさらにたくさん吸収できました。
案内してくださった女性や、商品を説明してくださった男性陣をみても、1つのことをずっとしているからこそ、みえてくるものがあり、実際にそれがみえている方々のそれでしたから非常に興味深く、惹きつけられるものでありました。
他人を魅了するそれは、道とか、愛であります。



トイレ。
私は48歳ですが、物心ついたときから洋式でした。
小さいとき、汲み取りの緑色の車をよくみたものですが、やがて下水道に切り替わりました。
私がリフォームの営業という仕事についた23歳、またそこから数年はまだまだ下水への切り替え工事を受注したものですし、和式から洋式トイレへのリフォーム工事なんていうものも多かったです。
あたりまえのこのトイレ文化。
排泄物がどこかに流れていってくれるから、私たちは用を足した直後からまた次の行動に移れるわけではあります。
それがその場に残ったままであれば、我々の日常、また経済活動は大きく制限されますし、時間の使い方も全然異なるものになりますよね。
改めて今ではあたりまえのそれを感じた次第です。
お殿様のトイレです。ここでしたものが下に。


ちなみに、むこうを向いてしゃがむんではなく、こちら向きらしいです。
あれは手で握るところではなく、着物をのせるそうですよ。
なかでも興味深かったのは、便を回収し、それを肥料にするという慣習は世界ではスタンダードではなく、日本独自の発想らしいです。
例えばヨーロッパでは垂れ流し。スカートやハイヒールや香水の話はそれ対策という話はポピュラーですもんね。

昔のトイレのこの固定された足置き。これは「糞尿を確実にキャッチしたい。こぼされて無駄にしたくない」という発想らしいです。
まさに費用対効果という観点であり、投資です。

青いトイレは女性が立って用を足すためのトイレだそうです。確かに。出来そうですよね。




とても有意意義な1日でありました。
我々の仕事は、人々の日常生活に非常に密接したものです。
だからこそ、売ってナンボではなく、交換してナンボでもありません。
物事の本質をより理解したうえで提案し、さらにわくわくしていただけるリフォームを提供できたらと思いますし、そのためにこういうインプットをする機会は重要であると思います。
お時間を共にしていただいた皆さん、また関係各位に「アップグレードしたじゃん」と感じていただけるようなまた今日からを、全員で取り組みたいと思います。
では、11月も終盤です。今日もやりきります。



