社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2012年05月27日

今回のチラシに込めた想い

おかげさまで、18日に新聞に折込みさせていただいたチラシ、今回もたくさんの反響そしてご成約をいただいています。本当にありがとうございます。

今回は「防水塗装」というものをテーマに作らせていただきました。

最近、気になっていたのが塗装工事の値段の表示です。例えば30坪のおうちを外壁塗装して40万円!みたいなチラシが多い。

もちろん、客寄せもあるんでしょうが安すぎます。

まともな職人に、まともな施工をさせたらそんな金額ではできませんし、客寄せにしては行き過ぎです。

ただ、塗装は施工によって金額を多少上下することが可能であるという事も事実です。

薄めれば材料代が落ちますし、薄く塗れば使う塗料の量があからさまに変わります。

フッ素塗料を使用しますと言ってアクリル塗料に変えても、多分お客様にはわかりません。

おうち全面を塗り終えた時は薄めようが、薄く塗ろうが、低品質な塗料をつかおうが、そして未熟な職人が施工しようがおそらくピカピカ光って綺麗に見えるんです。

ですから初めての塗り替えのお客様は値段に走りがちになってしまいます。

僕は、それがいけないと思うんです。うちも含めた施工する側がもっと客の立場になって見積りをしないといけないと思うのです。

たしかに仕事を取りたいから金額を下げなければならないときはあります。

それが一定のラインを割り込むと必ずしわ寄せがきて、最後にはお客様にかえっていきます。

五年後に素人目にも差がわかる、というのが塗装工事です。

いわゆる「良い施工」をされたおうちの外壁や屋根は五年くらいでは汚くなりません。

僕はこれは断言できると思います。汚い、の定義は人それぞれですが、10年後は普通の感覚で見てもらうとある程度汚くなっています。

ですから塗装の塗り替えの目安は10~15年なんですよね。

今回のチラシでは、シカマ工務店は適正価格と塗料のさまざまな質にこだわりました。

お客様のご要望は大切ですから、とにかく安く、数年もったらよいと言われる方にはそれに適した内容を。

それ以外のお客様にはまず塗装にはいろんなものがあり、そして年数が経った時に「シカマで頼んで良かった」と思っていただける内容をご提案させていただきたいと思って作りましたし、営業に提案してほしいと思っています。

お客様の事を考える、というのは安くすることだけではないと考えています。結局、うちは何万件も施工しますのでそのうちの一軒、となりがちですが、お客様にとってはそうではなく大切な大切なおうちだということを考えて提案する。これが本当に客の立場になる、という事だと思います。

今回のチラシはそういう想いを込めて作りましたし、企画しました。

自分の家にしてほしいことをお客様のおうちにもしていきたいなと思っています。
posted by orangeknight at 16:36
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